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そう、いつもより少し低い声で囁かれた。
「っひ……ぁ……」
太齋さんの声は本当に心臓に悪い。
僕は顔を真っ赤にして太齋さんから顔を背ける。
すると太齋さんはまた耳元で囁くように
「……ひろ」と僕の名前を呼んでそのまま耳に舌を這わせてきた。
「っ、あ……や、やだ……」
太齋さんの舌は熱くて、僕の耳に水音が響く。
「……ねぇ、こっち向いて」
太齋さんにそう言われても僕は恥ずかしくて顔を手で隠す。
すると太齋さんは今度は強引に
「顔見せて」と強い語気で言われ
仕方なく手を退ければ
太齋さんは満足そうに微笑んでからまた僕にキスをした。
(……っ)
「ん、んん……っ!」
何度も角度を変えて、 太齋さんの舌が僕の口の中に入ってきて僕の舌と絡まる。
「っは、……ん、んん」
息が出来なくて苦しくて太齋さんの胸をトントン叩くと やっと口を離してくれた。
「……っはぁ、はぁ……」
肩で息をする僕に太齋さんはまた耳元で囁くように
「ひろ……このまま、土曜日に出来なかったリハビリの続きしよっか」と言ってきたから僕は思わず固まってしまう。
「っ、え、あ……」
「また照れてんの?」
太齋さんにそう言われて僕は更に顔を赤くする。
「だ、だって……その……」
「なに?」と意地悪く囁かれて身体がビクッと反応する。
(……太齋さんの声って本当に心臓に悪い)
そんなことを考えていると太齋さんはまた僕の耳元で囁くように
「ひろ、SM、興味あるんじゃない?」
なんて聞いてきたから僕は慌てて首を横に振る。
「っな、ないですよ!そんな……」
「……ふーん」
太齋さんは僕の首筋を優しく撫でる。それだけでも僕には刺激が強いのに……
「……じゃ、試してみよっかな」
「っえ……」
(試すって、なにを……?)
そう考えているとまた太齋さんが僕の顔を見つめて言う。
「ひろ、目ぇ瞑って」
「……っ、はい……」
僕が戸惑っていると太齋さんは「開けたらだめだからね」と言い僕の瞼に手をかぶせてきて
僕の視界は暗転した。
すると太齋さんが僕の首元にちゅっと吸い付いてきて、 そのまま首筋をぺろりと舐めてきた。
「ひぁっ……!」
(な、なにこれ……き、気持ちいい……)
初めての感覚に戸惑っていると 今度は太齋さんは僕の耳たぶを甘噛みしてきた。
「ふぁっ……」
耳まで責められたら僕はもう我慢出来なくて声が出てしまう。
「だっ、ざいさ…!」
そんな僕に太齋さんはまた耳元で囁いた。
「誰が喋っていいって許可した?」
「っ……や、え……」
そう言って、太齋さんはまた僕の耳に舌を這わせてくる。
「んぁっ、耳は……だめ……っ」
耳の中でぴちゃぴちゃと音が響くのがとても気持ち良くて僕は太齋さんの服を握る。
すると太齋さんの手が僕のシャツの中に入ってきて乳首を摘まれた
「っふぁ、ん、んん……」
「ひろ、これだけで感じてんの?」
太齋さんに耳元でそう囁かれて僕は首を横に振る。
「ちっ、違……っ!」
すると太齋さんはまた僕の耳を舐めながら乳首を優しく摘まんできて僕はまた身体を震わせた。
(な、なにこれ……こんなの初めてで……)
「か、顔みたい…太齋さんの、顔……」
僕が涙目になりながら訴えると太齋さんは渋々手をどけてくれて
僕は目を開けるとそこで太齋さんのギラギラとした瞳に捕まってしまった。
(すっごい…ゾクッとする…)
「ひろのせいで手濡れたじゃん」
「ご、ごめ……」
「ほら、早く拭いて」
「で、でも、今吹くものとか…」
「そんなんひろが舐めて吸い取るしかないでしょ」
「舐め…?!…そ、そんな…」
「早くしろよ」
「…っ!」
凄く毒舌で辛辣な言葉
それにとてもマッチする冷たい表情…
(怖さもあるのに、もっと、欲しくなる…っ)
言われた通りに太齋さんの濡れた手を舐めれば
「そうそう」と頭を撫でられる。
「っは、はぁ……」
僕が手の水分が無くなるまで舐めながら太齋さんを見つめていると
太齋さんは僕のシャツを捲り上げてきて
僕が口を手から離せば、乳首を口に含んで舌で転がし始めてきた。
「あっ、や、やだ……そこっ」
(な、なにこれ……気持ちいいのがずっと続いてるのに、くるし……)
「こんなに乳首勃たせておいてよく言う」
太齋さんは口を離すと
僕の乳首を指で押し潰しながら
片方の手でもう片方の乳首も弄り始めた。
「あっ、やあぁっ、だめっ」
僕は思わず太齋さんの腕を掴むが太齋さんは
「そんな女の子みたいな力で、本気で抵抗しようとしてる風には見えないんだけど」
と低い声で笑った。
「っ、ちが……本当にだめ…なのに」
僕が泣きながら太齋さんの腕を掴み直す
「そんな気持ちよさそーな顔で?」
「……っ、…」
(これ以上されたら僕おかしくなっちゃう……)
僕が必死に頷くと太齋さんはまた耳元で囁くように
「でもさ、こここんなになってるけど?」と言って僕の股間を撫でた。
「ひぁっ!」
「ひろ、ほんと可愛いね。乳首いじられただけでこんなになっちゃってさ」
「っだ、だめ……見ないで……」
「ひろ、こっち見て」
「っ……」
僕が恐る恐る太齋さんの顔をみると太齋さんはまた言う。
「ひろ、イきたい?乳首だけでイけちゃいそうだもんね」
「……っ!」
(そ、そんな恥ずかしいこと言えるわけない……っ)
僕が顔を背けると太齋さんは「ふーん」と言って
また耳元で囁いてくる。
「ひろ、ちゃんと言わなきゃイかせてあげないよ」と言ってきたから僕は観念して口を開いた。
「……い、いきたいです……」
そんな僕に満足したのか太齋さんは
「よくできました」と僕の頭を撫でてくれた。
ドSモードから急な激甘モード
本当にチョコレートみたいに苦さも甘さも兼ね備えてる大人すぎて圧倒される…。
そして太齋さんはまた僕の耳元で囁く。
「ひろ、見ててあげるからイっていいよ?」
「っ、や……はずかし……」
(こんな恥ずかしいのに……)
僕は顔を真っ赤にしながら首を横に振るが太齋さんに耳を舐められると
身体がビクビク反応してもう我慢出来なくて……
「あっ、だ、だめ……いっちゃ……あ、あっ」
そうして自分のベッドの上で、太齋さんに乳首を触られただけでイってしまった。
太齋さんはそんな僕に満足そうに言ってきた。
「俺にされるがままのひろくんもすげぇえろ可愛くていいね…」
太齋さんは僕の額にキスをしてきた。
そして僕は恥ずかしさのあまり、両手で顔を隠すと 太齋さんが耳元でまた囁いてくる。
「ひろくんどうだった?今の」
それは本当に甘くて優しい口調で……
「……太齋さんにいじめられるの、好きかも」
だから僕はつい本音をこぼしてしまった。
すると太齋さんは鳩が豆鉄砲でも食らったかのような表情をしていて「まじか」と徐に顔を赤らめた。
僕は慌てて「あ、いや、今のは……!」と言い訳をしようとするが太齋さんの胸に抱き寄せられた。
「っ、だ、太齋さん?」
僕が名前を呼ぶと太齋さんは
「そんなん言われたらひろくんとえろいことしたくて堪らなくなるんだけど」
なんて言ってきて僕はさらに顔を赤くしてしまう。
「……っ」
(な、なにこれ……さっきよりも心臓がドキドキする……)
「して、くださいよ、僕…太齋さんのためなら、なんでも頑張りますから…」
「……いや、そういうこと真正面から言わないで…ほんっとずるい」
「ドSな太齋さんもなんかクるっていうか…なんか変な感じですね」
「俺こそこんな素直で可愛い彼氏、甘やかしたい反面、もっと泣かしたくなってるの…やばいね」
そう笑う太齋さんを見ると胸がきゅーっと締め付けられてしまった。
(ああ、もうほんと……敵わないや)