テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
美月ゆめか🌸だよ〜! え、もうこのエピソード尊すぎん??😭💕 ホークス先輩に強制的に布団に押し込まれて寝たとか…優しさの暴力すぎて逆に萌えるんだけど!「焼き鳥でも持っていこうか」って照れ隠ししてる蛇神さんが可愛すぎてやばいし、耳郎に「好き」って言われて顔真っ赤にしてトイレに逃げ込むの、エモすぎて胸がぎゅってなったよ…! そっか、こんなふうに普通に笑い合える関係って、蛇神さんにとってはすごく特別なことなんだね…!これからの学校生活、めっちゃ楽しみにしてるよ🌸✨
『……眠くない』
翌朝、目が覚めて最初に口から出た言葉だった。
昨晩は、久しぶりに午後十一時には眠りについた。
原因は、間違いなくあの人だ。
__もう遅いけん。はよ寝り。
昨晩私が抱えていた書類も、残っていた夜の任務も、
気づけばすべてホークス先輩の手に渡っていた。
おかげで、久しぶりにまともな時間に眠れたわけだけど。
(次に先輩に会ったら、お礼くらいは言うか)
助けてもらったこと自体は事実だ。
……勝手に仕事を持っていかれたことには、まだ納得していないけれど。
手ぶらでお礼を言うのも、なんだか癪だ。
お菓子でも持っていこうか。
いや、あの人なら焼き鳥のほうが喜びそうだな。
(……焼き鳥って、どこで買えばいいんだろ)
そんなことを考えながら、私は身支度を始めた。
学校に着き、教室に入ろうとしたところで、
同じく登校してきた耳郎と目が合った。
耳郎「あ、……おはよ」
ためらいがちに放たれた言葉。
……怖がられている?
やっぱり、昨日の第一印象がよくなかったのかもしれない。
『……おはようございます』
耳郎「!」
挨拶を返すと、耳郎は驚いたように目を丸くした。
心外だな。私にだって、挨拶くらいするマナーはある。
『……』
#主にオリキャラ視点
#ヴィデク
推しを愛して止まない
6,051
耳郎「……」
お互い、教室前の廊下で立ち止まったまま。
別に、このまま教室に入ってしまってもいい。
けれど、彼女も一応クラスメイトなのだ。
これから何度も顔を合わせる相手と、いつまでも気まずいままというのも面倒くさい。
……何か、一言くらい話しておくべきだろう。
『あの、』
耳郎「蛇神さんって、」
私が口を開くのと、耳郎が話し始めたのは、ほとんど同時だった。
『すみません。どうかしました?』
耳郎「あ、いや、大したことじゃないんだけどさ。蛇神さんって、普通に話せたんだなって」
『……喧嘩売ってます?』
耳郎「えっ!? いや、ごめん、そういう意味じゃなくてっ」
『私、売られた喧嘩は買うタイプなんです』
耳郎「いや、違っ……ふふっ、あははっ 」笑
『……?』
突然、お腹を抱えて笑い出す耳郎。
……いったい、今の会話のどこに面白い要素があったのだろう。
さっぱりわからない。けれど、楽しそうなのはいいことだ。
そういうことにして、考えるのをやめた。
『えっと……』
耳郎「ごめんごめん。蛇神さんって、面白いんだね。結構印象変わった」
『……私が?』
耳郎「うん。昨日のピリピリした感じもかっこいいけど、今の蛇神さんも、ウチ結構好きかも」
そう言って、耳郎はニカッと笑った。
自分の中で、何かが弾けた。
『…………』
耳郎「あっ、蛇神さん!?」
気づけば、私はその場から駆け出していた。
向かった先は教室ではなく、トイレ。
だって、顔がやけに熱かったから。
誰もいないことを確認して洗面台の前に立つ。
鏡に映った自分の顔は、頬から耳にかけてほんのりと赤く染まっていた。
『……調子狂う』
どうして、あんなに普通に笑えるのだろう。
どうして、昨日あんなことを言った私に、平気で「好き」なんて言えるのだろう。
……いや、別に深い意味なんてないのだろうけれど。
それでも。
「好き」だなんて言葉を向けられたのは、いつぶりだろうか。
思い出そうとしても、すぐには浮かんでこなかった。
しばらく洗面台の前でうずくまり、顔の熱が引くのを待つしかなかった。