テラーノベル
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涼ちゃんと晴れて付き合った。
現実味がないけど。
あの日はそのまま解散した。
まだ初日だから。
そもそも俺の性癖がバレそうだし。
「おっはよっ。」
若井が顔を覗き込むように挨拶をしてきた。
朝から非常になんかうるさい。
涼ちゃんは先にメイクへ向かっている。
「はよ……。」
俺は素っ気なく返す。
「ん〜でぇ〜??まぁまぁまぁ、座ろうぜぇお兄さんよ!」
うざい。心からうざい。
がこうなれたのもこいつのおかげでしかない。
「はー……頼んだ相手ミスったな。」
かといって若井以外にいないけど。
若井にだけは素直のすの字もない。
申し訳ないけど。
「どーなったんよ!教えろやこんだけ俺がセッティングしてやったんだから!」
それもそうだ。若井も頑張ってくれた。
認めたくはないが。
「……付き合った。」
ストレートに簡潔に言った。
若井は
えええええ!?!?って大きい声で言う。
うるさい。本当に。
「まて、ほんとか!?え、なんで!?言うつもり無かったんだろ!?は??詳しく教えろ。」
怖いだろその目。急にスンってなるなよ。
「はー……」ため息を吐きながら俺は簡潔に話した。
話し終えたら奴は気持ち悪いほどにニヤニヤしていた。
この綺麗な整った顔面を殴ってやりたいくらいに。
「んふーん……ひひ……ええやん……。」
誰だよお前は。
戻ってこいよいつもの若井に。
そんな話をしていたらメイクを終えた涼ちゃんが来た。
「あ、おはよ、若井。元貴、メイクだって。」
涼ちゃんが終わり俺が呼ばれた。
「うん。行ってくる。」
若井がいるから悪魔でもいつも通り。
この2人を同じ空間にいさせたくない。
変なこと言うなよ若井、そう思って若井を一旦睨んだ。当の本人はこちらを見てニヤニヤしていやがる。
涼ちゃんを困らせたら俺が容赦しないからな。
今度から俺だけメイクを最初にしてもらおう。
そう思いながら俺はメイクへと向かった。
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