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#コメディー
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その翌日、国境はさらに一本手前の幹に移っていた。
それから一ヶ月も経つと、国境は雑木林と草むらの境にまで下がっていた。
さらに一ヵ月後、国境は道路と草むらを分ける、青いペンキで塗られた鉄柵となっていた。猫が縦に細い瞳で俺を見つめてたあの鉄柵。
日を追うことに、文化境界はさらなる南下を続けた。歩道と車道を分ける路肩石。車道の中央分離帯。薬局前の電柱。町境。ワン・ブロック。