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光Side
俺の役職は、カウンセラーだ。
カウンセラー、それは毎晩1人を選んで、その人が市民陣営以外であれば市民陣営にできる役職らしい。
GM「八乙女さん、本日は誰をカウンセリングしますか?」
『薮で。』
GM「承知いたしました。」
そして、眠りについたあと、夜遅くにノックの音がした。
『おかしいな?昨日はこんなことなかったのに。』
GM「夜分にすみません、開けてください。」
『GMさんが言うなら…』
俺は恐る恐るドアを開ける。
薮「よっ。」
そこにいたのは薮だった。
でも、なんだか目つきが違う。
人狼…?、そう頭によぎる。
『薮?』
GM「八乙女さん、本日カウンセリング相手として選択したのは薮さんでしたよね?」
『はい…』
GM「薮さんは人狼でございます。カウンセラーが人狼を選択した場合、襲われてしまうのです。」
『えぇっ?じゃあ、カウンセリングは?』
GM「人狼には効きません。今回は裏切り者と恋人だけです。」
『そんな…』
薮「光、ごめんな。」
俺は昨日、薮に貼ってもらった絆創膏を触る。
『これをやってくれたのは…、どうして?』
薮「それはもちろん、光のためだ。」
そう言って薮が懐からナイフを取り出す。
薮「じゃあな、光。俺の大好きな人。」
『や、ぶ、、?』
薄れゆく意識の中で、血のついたナイフを持つ薮が視界に入る。
その後ろで笑っているのは…、まさか?