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夜の道、
歩いているのは私だけの様。
誰もいない、何も見えない。
闇がヴェールの様に空を覆う。
暗闇が大好きな僕や彼らはこの世界で何時でも 彷徨っている。
空は明けない夜が滲んで、神秘的な気味の悪さが浮いている。
アートの様に浮かんだ星屑共が反射する光は頼りなく流れている。
嗚呼辛くて息苦しい…
身体は人の温もりを求めてる。
氷の様に冷たい私は死という概念に愛されてしまった。
もう何年もこの終わらない冬に縛られている。
彼は私を愛してくれるが、その愛はあまりにも度が過ぎる。
いっそ殺してくれれば良いのに。
私はもう君の物なんだから。
その汚れた鎌で私を斬り裂いて。
寒い。