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第7話「夜明けのコンビニ」 夜明けまであと少し
リビングの灯りは落としてあった。間接照明だけが静かに揺れて、部屋を淡い琥珀色に染めていた。
スンリはソファに座り込んで、ワイングラスを手にしながら、ぼんやりとジヨンの背中を眺めていた。キッチンで何かを温めている彼の後ろ姿は、静かで、やけに綺麗だった。
🐲「……なに見てんの」
ジヨンが振り返ることなく、低く言う。
🐼「別に。ヒョンが静かすぎて、夢みたいで」
ジヨンは小さく笑ってから、カップを2つ持って戻ってきた。中身はハーブティー。ワインのあとに、体を冷やさないようにという彼なりの気遣いだった。
🐲「飲め。明日、朝早いだろ」
🐼「ヒョンが朝まで一緒にいてくれるなら、起きれなくてもいい」
🐲「はぁ? こら、飲め」
ふざけたスンリをジヨンがぐっと引き寄せ、カップを無理やり持たせる。
その距離、数センチ。ジヨンの吐息がスンリの頬にかかるほど近い。
🐲「……お前さ、そうやって、俺を甘くさせんの、ほんとずるい」
🐼「じゃあ、もっと甘くしてよ。俺だけに」
ジヨンは答えずに、スンリの額に唇を落とす。
軽く、長く。まるで言葉の代わりのように。
🐼「今日さ、収録終わったあと……マネヒョンが“最近お前ら距離近すぎ”って言ってた」
🐲「ふーん。で、気にしてんの?」
スンリはジヨンの肩に頭を預け、そっと目を閉じた。
🐼「ううん。むしろ見せつけてやりたいぐらい。ヒョンが俺のもんだって」
ジヨンの指が、そっとスンリの髪に触れる。撫でるように、確かめるように。
🐲「……じゃあ、見せつけてやるか? 本気で」
🐼「……え、今ここで?」
🐲「違ぇよバカ。そういう意味じゃなくて、ちゃんと“形”にしようかって話」
スンリがふっと息を呑む。
ジヨンはそのまま、彼の耳元に唇を寄せた。
🐲「本気なんだよ、俺。お前だけ」
その一言で、スンリの世界は静かに色を変えた。
深夜の空気の中、熱を帯びた2人の影がひとつに溶け込んでいく。
外はまだ暗く、夜明けまではもう少しかかりそうだった。
うへへ私天才かも?
にょんとり書くの楽しい😸
リクエスト募集するよ
じゃあね