テラーノベル
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部屋は同じように暗くて、カーテン越しの月明かりが、静かに床に落ちている。
今度は、目を覚ましているのが〇〇だった。
最初に気づいたのは、胸元の動き。 もとの呼吸が、さっきまでと明らかに違う。
「……っ」
喉を詰まらせるような音。 額に、じんわりと汗。
〇〇はそっと身を起こして、もとの顔を覗き込む。
眉間に深く刻まれた皺。 閉じた瞼の奥で、何かと戦っているみたい。
「……やめ……」
かすれた声が零れた瞬間、〇〇の胸がきゅっと縮む。
「もと……」
小さく呼びかけながら、背中に手を回す。 すると、びくっと身体が跳ねた。
その動きにつられて、今度は隣のひろが唸る。
「……っ、待っ……」
呼吸が浅くて、指先が強張っている。 さらに足元では、りょかが寝返りを打ち、シーツを握りしめていた。
「……行くな……」
三人。 ほぼ同時に、悪夢の中。
〇〇は一瞬だけ戸惑って、 でもすぐに、覚悟を決めたみたいに息を吸う。
まず、もとを引き寄せる。 胸に額を預けさせて、一定のリズムで背中を撫でる。
「大丈夫」
「ここだよ、もと」
次に、ひろの手を探して、ぎゅっと握る。 冷たい指先を、両手で包んで。
「ひろ、起きなくていい」
「逃げなくていい」
最後に、りょかの方へ身体を傾けて、額に自分の額を軽く触れさせる。
「りょか」
「ひとりじゃない」
低く、でもはっきり。 三人それぞれに、同じ言葉を届けるみたいに。
「……〇〇……?」
最初に戻ってきたのは、もとだった。 焦点の合わない目が〇〇を捉えて、次の瞬間、力が抜ける。
「……夢か……」
その声につられて、ひろが息を大きく吸う。
「……は、やば……」
「めっちゃリアルだった……」
りょかも、ゆっくり目を開けて、状況を理解するまで数秒。
「……全員?」
「俺ら、全員やられてた?」
〇〇は三人を見回して、少し困ったみたいに笑う。
「うん」
「三人とも、怖そうだった」
その一言で、空気が一気に緩む。
「……情けな」
「いや、〇〇に起こされる側とは」
「助けられたの、完全に俺らじゃん」
三人はそう言いながらも、離れようとしない。 むしろ、さっきより距離が近い。
〇〇は、もう一度ぎゅっと腕を回す。
「大丈夫?」
もとは即答する。
「大丈夫」
ひろも続く。
「〇〇がいるから」
りょかは少し照れたように。
「……安心した」
そのまま、四人は同じ体勢に落ち着く。
「次、誰かまた見たらさ」
「すぐ起こそう」
「今度は順番な」
そんな他愛ない約束を交わしながら、 呼吸が、またゆっくり揃っていく。
〇〇は最後に、小さく呟く。
「……守れる側でよかった」
それを聞いて、三人は目を閉じたまま微笑った。
悪夢は、もう入ってこない。 今度は、〇〇が真ん中で。
四人分の体温が、 夜を、静かに封じ込めていた。
これもんーーーーーって感じやけとだす!ゆな!リクエストありがとう!リクエストじゃんじゃん!ください!
コメント
7件
みんな尊い、、
リクエスト!!!! 学パロで〇〇ちゃんが勉強しすぎて疲れて倒れちゃうの書いて欲しい(今の私🫠
テストから帰ってきたー!! 点数やばくて落ち込んでたけど、一気に明るくなったぜ もずちゃんの力はすごいね👍