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今日も雨の中
俺はまた神社の中の彼の部屋を訪ねていた
何故か彼は神社の敷地から出る事を許されて居なかった
その理由は俺達2人の預かり知る所ではない
でもそれでも良かった
畑作業が終わってから彼の寝る時間が来るまでの数時間
笑って過ごせればそれで良かった
それなのに‥‥
「今日は外が真っ暗だな」
「月が昇らない日だからだ」
「ふーん、物知りだな 」
「馬鹿にしてるだろ?」
「してないよ。ロウは俺の知らない事いっぱい教えてくれるじゃん」
「俺だって何も知らない‥‥」
「ねぇ‥‥1つ聞いてもいい?」
「‥‥なに」
日が沈み、月が昇らないこの日はお互いの顔が見えにくい
だから少しだけロウに顔を近づける
「ロウはあの場所‥‥禁足地にずっと住んでたの?」
「‥‥‥‥そうだよ」
「でもあそこって‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
ロウは何も言わずに俺の目を見つめると、更に距離を縮めてゆっくりと瞳を閉じた
何も言わなくてもわかる
俺達は今‥‥
同じ気持ちだ
ロウの頬に手を添える
そして互いの吐息を肌で感じて、その唇が触れる直前‥‥
「離れなさい」
「‥‥‥‥!!」
俺達は驚いて離れた
そして2人同時に声の方を向く
そこに居たのは神主様‥‥
手には蝋燭を持ち、俺たちを見下ろしていた
「‥‥神主様」
「離れなさい。リト、もう二度とこの部屋に来る事は赦しません」
「え、なんでそんな‥‥急に‥‥」
「今お前はこの者を穢そうとしたな?」
「っ!それは‥‥申し訳ございません!でもっ!」
「お前の話はもういい。神社に来るなら神殿までは良しとしよう。だがここには二度と踏み入れるな」
「神主様っ!それは俺もっ」
「貴方は黙っていなさい。危ない所だったのですから」
「違います!これは俺も」
「それ以上口を開かないで下さい。さぁ、リトは早くここから出ていくんだ!」
「リト!待って!リト!!」
「ロウ!離して‥‥ちょっと待って下さいっ!」
俺達は力尽くで引き剥がされ、俺は外に放り出されてしまった
確かに俺達がしようとしていた事が神主様にバレたのは不味かったかもしれない
でも二度と会えない事はないだろう
そう思っていた
だが思っていた以上に状況は悪化した
本当に俺に会わせる気はないようで‥‥
それから2年
俺はロウとは会えなかった
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コメント
3件
あーっ、もうダメだこれ…!!😭💦💦 ふたり、やっとあそこまで近づいたのに神主様に引き裂かれちゃうの辛すぎるよ…!! 月のない夜だからこその距離感と、沈黙で通じ合う「同じ気持ち」のシーン、めちゃくちゃエモかった…。特にロウが目を閉じた瞬間、心臓ドキドキしたのに「離れなさい」で冷静に戻される現実がつらすぎる…🥺 しかも「2年も会えない」って展開?! 禁足地の秘密とかロウの過去とか、まだ何も明かされてないのにこの引きはずるすぎますよ蒼月さん…!! 続きが気になって仕方ないので早く更新してください…!!!🌸
Kojigyu
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