テラーノベル
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割と脳死で書きました
どうぞ
青桃 友情
小さい時は一緒にいるのが当たり前だった
青「ないこっ!アイスかい行こ!」
桃「きのうも食べたじゃん!お金なくなっちゃうよ?」
青「暑いんだからしゃーないやん?♪」
桃「もーwいつもいうじゃんそれ♪」
青「ないこもたべたいくせにー♪」
桃「これくださいっ!」
店主「はい、百円ね〜♪」
青「俺も!」
店主「ふふ♪2人ともいつも来てくれるから十円おまけしてあげるね♪」
桃「やったぁ!」
青「ありがとうおばちゃん!」
店主「またくるんだよ〜外のベンチ使って良いからね♪」
桃「ん〜!!」
青「つめたぁい…!」
桃「おいしいね!♪」
青「買ってよかったやろ〜?」
桃「……くやしいけどね」
青「へへんっ♪まろの勝ち〜!」
桃「明日は勝つもん!」
青「うみきれいやねぇ…♪」
桃「ね…!」
桃「…そろそろかえろっか」
青「うん、…また明日!♪」
桃「…!また明日ね!」
こんな日が当たり前にずっと続くと思っていた
青母「今日も楽しかった?♪」
青「うん!」
青母「そう♪良かったわね♪」
青母「ちゃんとお礼した?♪」
青「お礼…?遊んだだけなのに?」
青母「そう♪当たり前の日々にこそ、しっかり感謝しないといけないのよ〜?♪」
青「ふ〜ん…」
当時は何を言っているのか全然分からなかった
でも今ならわかる
自分から行動しないとその当たり前が簡単になくなってしまうこと
桃「っははwwなにそれおもろww」
友達「だろ!?www」
小さい時は俺がいないと友達とも話せなかった君がいつの間にかクラスの中心になっていた
小学生高学年になったあたりからだんだん疎遠になり自然に話さなくなった彼
あんな日々はなかったんじゃないかと疑うほど、君とは接点がなくなってしまった
当たり前が壊れていくのは簡単なのに戻すのがこんなにも難しいなんて思ってもいなかった
小さい時は君と歩いていた道を今は一人で歩く
あの頃と同じような炎天下
変わったことなんて溢れるほどあるが、行く場所だけは変わらない
青「今日も来たで♪」
店主「いつものアイスね、とってあるよ♪」
青「ありがとう♪」
店主「最近は桃髪の子とは一緒じゃないねぇ」
青「…色々、季節の流れと共に変化していくもんですよ、」
店主「時の流れは早いもんだからね…♪」
店主「でも、その中で変わらないものがあったって良いじゃないの♪」
店主「寂しい…?♪」
青「…まぁ、当たり前だと思ってたものが壊れていくのは、やっぱり寂しいっすよ…w」
店主「立派な青春だねぇ…♪」
青「そうなんすかね〜…」
青「じゃ!アイスありがとう!また来るな!」
店主「待ってるよ♪」
どんなに変わっていっても、あの駄菓子屋と目の前に広がる海の景色だけは変わらない
それが今の俺には心地が良い
また、ないことこの景色が見たい
ゆっくりで良いから…当たり前だった日常を取り戻したいな
桃Side
昔の思い出をふと、友達と笑っていて思い出した
毎日バカのように炎天下の中走り回ってアイスを食べ、最後は海をみてまた明日と言いあった
そんな昔の当たり前の日々が突然恋しくなった
そう考えるといつから話していなかったのだろう
せっかくだし今日の放課後、寄ってみようかと考える
友達「なー!今日の放課後どっか遊び行かねー?」
桃「…ごめん今日はパス!」
友達「えーノリ悪ィなぁ、また今度な!」
桃「ごめんってwまたね!」
この道を歩くのはいつぶりなのだろう
もう何年も通っていないのに不思議と忘れてはいない
ただ、記憶よりも静かなだけ
桃「ついた…けど…」
数年ぶりともなると入るのがかなり緊張する
それでも意を決して扉に手をかける
店主「いらっしゃ……あらまぁ…!」
桃「ぁ…どうも…、?」
店主「久しぶりだねぇ元気だった?♪」
桃「はい…!」
店主「いつものアイスで良いかしら?」
桃「覚えてるんですか、!?」
店主「そりゃいつも猫くんが来てるから忘れないよ〜♪」
桃「え?」
店主「あら知らなかった?♪」
店主「猫くん、あなた達が2人で来てた時から今まで、ずっと通ってるのよ?」
桃「そ、うなんですね…」
初めて知った
彼が…まろが俺と話さなくなってもずっと来ていたなんて
店主「そうなのよ、♪今日ももうすぐ…」
青「今日も来たで〜…、って…え」
桃「ぇ…」
青Side
いつも通り駄菓子屋の扉を開けるとそこには驚くことに彼がいた
店主「あら♪今日は少し早いのね♪」
青「あ、あぁ…学校が早下校で…というか、」
桃「お、お会計お願いします!」
話しかけようとした瞬間、彼は逃げるように会計を求める
店主「そうだったね♪百円よ♪」
桃「はい……あ、」
店主「どうかした?」
桃「すみません…財布忘れたので…また来ます」
俺は今しかないと思い切り込んだ
青「おばちゃん、俺も1個ください」
そう言って俺は200円を置く
店主「、!わかったわ♪はい2人ともどうぞ♪」
桃「ぇ、あ…ありがとう…」
青「別にええよ」
店主「せっかくだしベンチ座って行きなさいね〜♪」
桃「あ、の…ほんとにありがとう…いただきます」
青「どうぞ〜…」
こんなことをしたのは良いが会話が続かない
そんな時に先に話を切り出してくれたのはないこだった
桃「…久しぶりだよね、こうやって話すの」
青「せやねぇ…」
桃「…遊ばなくなってからも通ってたって聞いたよ」
青「ここ好きやったからな」
桃「…あーあ、やっぱまろには勝てないのかー…w」
青「え?」
桃「小さい時もさ、アイス食べる食べない論争?wで、毎回まろに負けてたじゃん笑」
桃「おっきくなっても結局変わらないんだなーと思ってさ、w」
青「…っははwまろの勝ち〜!」
桃「くっそw」
桃「……明日は勝つから!」
青「…!」
桃「…だから、明日も来いよ?笑」
青「ほーんと、負けず嫌いやな、w」
青「ええよ、いくらでも勝負したるで?笑」
桃「強者感出してくんな!w」
青「…ないこ」
桃「んー?」
青「ありがとな…♪」
桃「お礼言うのはこっちでしょ♪」
桃「こちらこそありがとね♪」
青「んふw」
青「よーし、海見て帰るでー!」
青「先に着いたほうが勝ちな♪走れーっ!w」
桃「えぁ、ちょ、ずるいって!!ww」
移りゆく季節と共に変わってしまったと思った当たり前がほんの少し、戻ってきた気がした
でも、どんなに変わったとしても俺はこの夏が大好きだ
最近暑すぎますね、これ絶対人間死ぬでしょ??
皆さん頑張って生き残りましょうね💪
コメント
2件
見るの遅すぎたw 思春期あるあるすぎるわ 青桃で書くのはさすがに天才すぎるって! 駄菓子屋で昔みたいに仲直りできるってエモすぎん? まじ神かよ。大天才すぎるわ 変わるのは簡単なのに戻すのは難しいなんて全くもってその通りすぎてやばい 忙しい中投稿まじありがとう! ねるさんの青桃からしか得られないもの得られたんで受験勉強頑張れるわ