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キリスト × ユダヤ
朝 、 何時も より 早い 時間 。
一番 に 出社 する ユダヤ より 速く
今日 は 違う 影 が 有った 。
「 ふわ~ … ねっむ … まぁ … 渡せないよりマシか… 」
ぐぐっと 背中 を 伸ばして 箒 を 握り 掃除 を 始める 。
「 おはよう ございます 。 … って キリト裙 ?! 」
「 おはよう 、 って そんな 反応 無いだろ !! 」
「 だ 、 だって … 遅刻常習者 なのに … 」
「 うっさいなぁ … って … あのさ … 」
「 ん? どうかしましたか? 」
「 あの … 此れ … 作った から … 」
そっと 震える 手 には 綺麗 に ラッピング された
チョコレート が 有った 。
「 ! 、 ふふ 、 今日 は バレンタイン ですか 。 」
少し 小さく 笑って 受け取る 。
「 う、うっせぇ … 俺 が 莫迦 みてえじゃねぇか… 」
「 え? 今何と ? 」
そっぽ を 向いて 掃除 を 始める 。
「 うっせぇ 。 他 の 奴ら 来んぞ 。 」
「 ふふ 、 ありがとうございますね 。 」
ユダヤ が 荷 を 置き に 行く 。
「 あー … ハズかった … 」
小さい 誰にも 届かない 声 で 呟く 。