次女(真田美桜)みお。明るい。女子高生、1年生。
長女(真田萌音)もね。明るく面倒見が良いおねーさんタイプ。女子高生3年生
三女(真田有紗)ありさ。ギャル。女子中学生2年。
長男(真田大和)やまと。有紗と双子の弟。
四女(真田冬亜)とあ。静かーなこ。小学生6年生。
美桜の好きピ→増田奏斗。バイト先で出会う
萌音の好きピ→藤原颯真。幼馴染。
ありさの好きピ→藤原俊哉。颯真の双子の に(ありさ達にとっては幼馴染)に恋する。
大和の好きピ→清水千奈。委員長も務める頑張りやさんなとこに惚れ♥
冬亜の好きピ→成瀬亜希。冬亜を気遣ってくれる。
「おーい、みんな、晩ごはんできたよ!」
私は真田萌音、女子高生3年生。今日はなんだか少し疲れてるけど、家族との時間はやっぱり楽しい。お父さんとお母さんは旅行に行ってるから、家にいるのは私と妹たち、そして弟の大和。つまり、今日は大和が私たちの面倒を見てくれてる。いや、正確に言うと…「面倒を見る」というか、冬亜の面倒を見させられてるんだけど。
「ありがとう、よくやってるね、大和。」私は彼に笑顔で言った。大和は不満げに「だって、冬亜がうるさいから」と言いながらも、ちゃんと妹をフォローしてる。
「冬亜、今度のお菓子作り、一緒にやるか?」
冬亜はまだ小学生の6年生。静かで控えめだけど、実は少し不安になりやすいタイプ。最近は成瀬亜希くんという男の子が冬亜を気遣ってくれるのを見て、少し照れてる様子もあるのだけど、それがまた可愛いんだよね。私たち姉妹にとって、冬亜はどこか守ってあげたくなる存在だ。憎めない、存在的な。
「うん、やる!!」冬亜が目を輝かせて答えると、大和が思わず笑っていた。大和もなんだかんだ可愛いとか思ってるんだろーな。
そのとき、リビングでのんびりしていた有紗が急に言った。「ねえねえ、みんな、恋バナしようよ!」
「は?断る」
「えー恋バナ?美桜の話面白くないけど…?」
「冬亜は別にどっちでもいい」
「恋バナ?」私は驚いて顔を上げた。有紗はギャルで、いつも派手なことを言っているけど、なんだか今日はその表情が本気っぽくて気になる。
「じゃー!まずはうちから!好きな人は俊哉でーす!!」
「俊哉って、私たちの幼馴染じゃん。」私は少し驚きつつも、冷静に言う。そう、俊哉は私たち姉妹や大和とずっと一緒に遊んできた男の子。私は小さい頃からよく遊んでいたけど、今はその関係がどう変わるのか、ちょっと不安だった。
その会話に、大和も顔をしかめた。「ありさ、やめろよ。俊哉は…ちょっとお前に似合わないって。」
有紗はむっとして、大和をにらみつけた。「何よ、それ、どういう意味?!」
「だって、お前、ただの幼馴染だろ?付き合うとか無理だろ。」大和が反論するけど、有紗はますます反抗的な表情に。
「好きなのと付き合うのは別ですけどー!?それ言えば千夏も似合わないって」
千夏とは、大和の好きピ。
私はその間にちょっとふと、自分の好きな人のことを考えていた。藤原颯真。幼馴染だし、私にとってはずっと一緒にいる存在。でも、最近、ちょっと距離を感じるようになった。彼が私をどう思っているのか、全然わからない。でも、私はやっぱり颯真が好きだ。だからこそ、ちょっと言葉に出せない。
「ねえ、萌音はどうなの?」有紗が私に尋ねてきた。その瞬間、みんなの視線が私に集まった。ああ、恋バナか…こんなとき、みんなで話してると、ちょっと不安になったけど、それでも心の中では少しだけ胸がドキドキしていた。
「私は…まだ、何も言えないかな。」私は少し照れくさく笑いながら答える。無理!こんな可愛い妹でも、絶対に。無理…………。
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