うだるような暑さだった八月
高校生の僕らは
ジンヒョンの提案で海に行った。
🐯「貝殻たくさん落ちてるよ!」
🐹「俺、泳ごうかな?」
🐰「ジンヒョン泳げるんですかぁ?」
この海岸は、ジンヒョンが穴場だと言っていた場所だったため
僕ら以外人は見当たらない。
🐨「こんなとこあるんだな。」
🐿「僕も初めて来たよ。」
数時間後
みんなでひとしきり泳いで
僕は飽きてしまった。
海岸の向こうに洞窟のようなものが見える。
🐰「ヒョン!あそこに行ってもいいですか?」
🐱「?、あんまり遠くに行くなよ。」
🐰「わかってますよ!」
でも1人は怖いな、、、
テヒョンイヒョンを連れて行こうと思ったけど
あいにく砂のお城作りに夢中なようだ。
うーん、
あっ、ホビヒョンを連れて行こーっと!
🐰「ヒョン、暇ですよね?
ちょっと向こうまで散歩しませんか?」
🐿「ん〜?いいよ。」
しばらく歩いていると
お目当ての洞窟が見えてきた。
🐰「ヒョン!入りましょう!」
🐿「やだよ、怖いじゃん。」
言うと思った。
🐰「…じゃあ僕が一人で行きますよ。」
🐿「、心配だからついていくっ。」
いつもこうやって結局は
ついて来てくれるんだ。
洞窟に入ってみる。
嗅いだことのない嫌なにおいがする。
🐰「うえっ、」
🐿「ジョングガ、出よう。」
🐰「はい。」
流石にまずいと思った。
何か人体に悪影響のありそうなにおいがしてる。
🐰「あっ、」
洞窟は湿っていて
僕は足を滑らせてしまった。
僕はそのまま後ろにいるホビヒョンに
倒れ込んでしまった。
🐿「おっ、ジョングガっ?」
ホビヒョンも一緒に転んだ。
そのときだった。
ホビヒョンの後ろに積み上げられていた石が
崩れていく
🐰「っ!」
あの不快なにおいが広がる。
🐿「ジョングガっ!」
ホビヒョンが僕の口元を押さえる。
🐿「吸っちゃダメだ、これ。」
目から涙が出てきて鼻水も出てくる
なんだ、これは毒ガスか?
何かのガスが漏れている。
それよりホビヒョンは大丈夫なの?
僕よりガスに近いじゃないか。
意識が朦朧とする。
ダメだ、ここから出なきゃ。
ホビヒョンが僕を引きずりながら
歩いている。
ごめんなさい、ヒョン。
僕が洞窟入ろうなんて言ったから
ヒョンがこんな目に。
ごめんなさい、ごめんなさい。
そう思いながら、
僕は意識を飛ばしてしまった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!