テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
キャラ崩壊、キャラの口調などが違う場合もあります、💦
ゲームの設定など大幅な違いがあります
よろしくお願いします!
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ここは天使を倒し終わった後の世界
悪魔執事と主の力により世界には平和が訪れた。最後の天使を倒した瞬間、主の指輪は割れてしまい、主はこの世界の住人になった。
もちろん悲しくはなくみんなとずっと天使のいない世界でいれると喜び合った。
天使を倒したと言うのにみんな屋敷に残り生活していた。天使達を倒して1週間が経っていた。
「おはようございます、主様」
いつもどおりベリアンが起こしにくる。
「う、う〜ん、おはよぉベリアン」
「笑あらあらまだ眠いですか?」
昨日は2階執事のみんなと遅くまで話していて少しだけ寝不足だった。
「二度寝させてあげたいところですが、今日、グロバナー家より緊急で主様が呼ばれております」
眠たい目を擦りながら、私が、、?と理解が追いつかない。
「ベリアン、それ私だけ呼ばれてるの?」
「はい、そのようなんです。」
天使を倒したとはいえグロバナー家に使えているため逆らう訳には行かない。
とりあえず、身支度をして行く準備をしようとベリアンに伝えた。
「では主様参りましょうか」
微笑みながらルカスが言う。今日呼ばれたのは私だけだが、護衛と言う名目でルカス、 ベリアン、ハナマルが同行してくれるようだ。
室長組であり、とても安心感がある。
「みんな、よろしくね」
軽い挨拶をし、馬車に乗り込む。着くまではいつも通り楽しく雑談をした。
グロバナー家応接室
「悪魔執事とその主、急な呼び出しだったがご足労ありがとう」
フィンレイ様が部屋に入ってきた。
「いえ、当然のことです」主として挨拶をする。
「まぁ挨拶そこまでにして、悪魔執事達よ
少し席を外してもらえるか?」
「はい、かしこまりました、では我々は一度退室させていただきます」
ベリアン達が部屋から出て行く。何かあれば呼んでくださいとベリアンに言われ頷いて見せる。本当に私に何の用なんだろう。てっきり執事達に依頼をするのかと思っていて少し緊張してしまう。
「そう固くならなくてよい、でも、これからの話は少し酷なことかもしれない」
フィンレイが言い淀んで下を向いた。
「、あの、何なのでしょうか」
暗い顔になり、良いことではないのだと察する。何を言われてしまうのだろう、、
「主よ、天使を倒してくれて感謝している。悪魔執事にもだ、しかしな貴族達は天使がいない今、お前達を怖がっておる」
あぁ、そんなことか、前々からみんなと話していたことだったためそこまで驚かなかった。本当に嫌な話だ。命懸けで戦ったのに、帰ってくる言葉はこれだ。最悪だ。
「そうですか、、こればかりは力を持っていないものからしたら怖いですよね」
「未知の力は怖いものだからな、
そんな中貴族達は悪魔執事を処刑しろと言い出したんだ、私もグロバナー家の戦力になるなど色々宥めてはみたのだが、本当に申し訳ない」
処刑、?そんなの絶対にダメだ、
「待ってください、っ処刑だけはやめてください。彼らは長い間人のためだと言いどんな言葉を掛けられても戦ってきてようやく自分の人生を生きるんです、!」
今私はフィンレイ様にどんな顔を見せているだろうか、泣きそうな、怒った顔だろうか色んな感情が混ざりおかしくなりそうだ。
「あぁ、分かっている。そこでだ。
悪魔執事の能力は主が解放できると言う所から
お前には執事達から離れてもらえないだろうか?」
「え、、」
「主がいなくなったと貴族達に説明すればただの人間として承諾してもらえるだろう。誰も死なずに行くにはこの道しかないのだ。」
頭は真っ白だ。私が、みんなと離れる?
誰も死なないのはいいが、それしかないのか
「酷すぎることを、言っているのは分かっている。すまない。」
フィンレイ様が私に頭を下げる。
「頭を上げてください。フィンレイ様が私達の為に考えてくださってありがたく思います。
きっと執事達が私のどちらかしか処刑するしかなかったところに案を出してくださったのですよね、、」
泣きそうだ。でもこんな形で彼らと別れなければならないのは辛すぎる、でもこれしかないのだ、
「わかりました、お受けいたします。」
静かに私は言った。もうそう言うしかない。
だって私がいたらみんな死んじゃう。
「感謝する、、っ」
お互い静かで重苦しい雰囲気が流れる。それから私たちは静かにこれからの話をした。
まず別れる日はこれから3日後、早く離れなければ私の決断が揺らいでしまいそうだったからだ。それから私はグロバナー家が持っている森の奥深くにある少し大きめの廃城に住むことになった。綺麗に人が住めるまで掃除も私が来るまでにしてくれるそうだ。フィンレイ個人の土地でありいつもは立ち入り禁止が引かれて誰も入ってこないし見つけられないと言う。流石の悪魔執事も無理だろうとのことだ。食料や日用品衣類等は月に一度極秘で届けてくれるそうだ。意外と手厚くしてくれる所からフィンレイ自身罪悪感があるのだろう。一番重要な主がいなくなる理由だが、フィンレイにあちらの世界に戻った、と言うことにして欲しいと伝えた。壊れた指輪の誤作動ということにしてしまえば主を探す気すら起きなくなるだろうと思ったからだ、主は偶然グロバナー家でフィンレイと二人きりの時消えてしまった。我ながらナイスアイデアだと思った。
3日後またこちらに来て送ってくれるそうだ。
なにから何までしてくれる。
「ここまでで何か質問や要求はあるか?」
「、、あのっ猫を連れて行っても良いですか?」
きっと城に行ってしまえば寂しくなるだろうとせめてムーを連れて行く許可を貰いたかった。
「猫なら問題ないだろう。連れて行くといい、
急にこんなことになってしまいすまなかった。これからの生活をできるだけ私がサポートしていこう、いやさせてほしい」
そう言われてフィンレイ様は執事達を部屋に呼び戻した。いつも通りみんなは笑って部屋に入って行く。あぁ、お別れだ、そんなことを悟られないよう全力で取り繕って屋敷に帰った。帰りの馬車の中で 一旦ムーは隠し事が苦手な為、直前で言おうと思った。 とりあえず屋敷から持って行くものもない為、彼らには手紙を書こうと思った。後この3日間は誰にもバレないよう悲しい顔をせず笑って過ごそうと心に誓った。
「主様〜フィンレイ様と何話してたの?」
ハナマルが率直に聞いてくる。ルカスとベリアンも気になってそうだ。
「最後の天使を倒した時のみんなの様子が聞きたかったんだって〜笑」
咄嗟に嘘をついた。結構無理な話だが頑張って喋る。本当は言ってしまいたいが、処刑と言う二文字がチラつき話せない。
「へ〜俺らのことかっこよく言ってくれたか?」なんて冗談混じりに話してきて少し場が和んだ。そのまま談笑しパレスに帰る。
パレスにつき扉を開け、執事達にいつも通り話したり遊んだりした。顔を合わせるたびに辛い。こんなの生き地獄だ。隠して笑って接していた主を裏腹に執事達はいつもの主とは違う感じがし、少し違和感を抱いていた。
前日夜 深夜
明日、私はここからいなくなるんだ。ぼーっと自分の部屋の天井を見上げた。
一人一人には向けず全員に向けた手紙を書きそっと机の奥にしまう。書きながら泣きそうなのを堪えて書いた。耳がいい執事もいる為隠すのは大変だ。みんなとの思い出を思い出す。あぁ、楽しかったな、本当に色んな時を思い出す。こっちに来てすぐのこと、みんなで旅行に行ったこと、天使を倒したとこと
正直行きたくない、行きたくない、っ
でも彼らを助けたい。私が離れれば処刑は免れる。助けられてばかりだった、次は私の番だ。
そう思い目を瞑り眠りに落ちた。
続きます!
コメント
1件
うわあ、読み終えてすごく切ない気持ちになりました……。最後の天使を倒した後の世界で、今度は「怖がられる」側になってしまう皮肉が本当に辛い。主が自分の離脱を選んで執事たちを守ろうとする決断、胸にグッときました。特に「私が離れれば処刑は免れる。助けられてばかりだった、次は私の番だ」っていう覚悟の台詞が印象的で、泣きそうになりながら書いた手紙の場面も想像すると余計に切ない。フィンレイ様の罪悪感あるサポートも含めて、世界観の設定と心情描写がうまく合わさって、続きがすごく気になります。ちょむさん、素敵な物語をありがとうございます。
#ベリアン・クライアン
ぷち
28
カナ
2