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『あぁ!雅治!!またサボってる!』
「ここに居るってことはお前さんもサボりじゃろ」
屋上に行き最初にわたしの目に入ったものは空を駆ける鳥や飛行機でもなくシャボン玉を吹いていた同じクラスの仁王雅治だった。
『サボりじゃないもん、昼休憩だから来たんだもん』
「もう昼か、時間経つのは早いのう。」
『いつからサボってたの?真田くんとかに「たるんどる!って叱られない?』
「2限からじゃき、真田にはバレんよ。お腹空いたのぅお前さんなんか持っとらんか?」
『コンビニ弁当ならあるけど?』
「じゃ、それ貰うとするかのぅ」
『わたしの昼飯なくなるじゃん!?!?』
「お前さんは丸井と仲良いし丸井から貰えば問題なかろう」
『丸井くん?』
「そう、丸井よく一緒におるじゃろ」
『いや、あれはただ美味しいケーキ屋さんとかの話してるだけだしあんま仲よくないと思うよ?』
「そうなんか?噂話あるからてっきりお前さん丸井に気があるんかと」
『噂話って何!?初耳なんだけど。それに丸井くんが好きならここにこないし』
「ほぅ、その言い方じゃと勘違いする男子が現れると思うんじゃけど」
『別に雅治になら勘違いされてもいいし』
「……ほんと、お前さんには困らされてばっかじゃのぅ…」
『あー……今ならその、ハグし放題なんだけど…します?』
「する、めっちゃする。でも、いいんか?」
『なにが?』
「一度手に入れたものは絶対に離さんよ何があっても」
『…ふふ、何それ告白みたい冗談はやめときなよ、変な勘違いしちゃう』
「冗談に…聞こえるじゃろうな冗談なら俺も楽なんじゃが……それに、お前さんになら勘違いされてもいい、むしろ勘違いしてくれんか」
「…な、🌸、好いとうよ。本当に」