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仮面ライダーカブト

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仮面ライダーカブト

5 - 紅きカゼ

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2025年03月13日

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七年前の記憶……AB型。僕の血液はワームと混血している。人間では天道総司も同じ、血の繋がった兄妹。ワームは去った、東京に何時もの日常が戻る。ZECTもNEO ZECTも関係無い、ゼクターの資格者達とのバトル・ファイト戦いに拍車が掛かり嵐吹き荒ぶ一刻の時!天道、矢車、新。選ばれし男のプライドの矜持の鎮魂歌レクイエムがフリー素材の様に蘇る。神の啓示を司る「お婆ちゃんの隠し味」はブラックペッパー。彼は歌う、文章を読む詩集の姿。家では妹・樹花と平和な日常を営む。

「迷宮……ナルヘソ」

「アイヲウタエ。なるほど」

世界は終わった。新世界のハッピーエンド、沈まぬ太陽の斜陽を浴びて人差し指を翳す……

「今日の晩ご飯は何が良い?」

「豆乳鍋!」

俺は頷く。料理開始、夢は総て叶った……ZECT本部では三島と陸が内通者の事を話している。

「息子にはまだまだ働いてもらう、ライダーの力の誇示とは何かね」

「強さ……でありますか」

「ワーム一掃作戦は開始した。ザビーとガタックを走らせたまえ」

街は真昼、人々の日々の滑車が廻る神の進化への祈りの道。影山がトレーニングをしている。

「負けたくない、負けたくない!」

ジムに入った新が首にタオルを巻き付けエナジードリンクを飲む。

「精が出ますね影山さん、俺も仮面ライダーとしてまだまだ半人前です。前に進まなきゃ」

「僕もいつかなりたい……本物のヒーローに」

「なれますよ」

絶え間ない脈動が心と精神を刻むターニングポイント。僕等は一人じゃない……その時!

「ワームよ!現場に急行して!」

岬さんの電話に行き急ぐ戦士達。居た!ガタックゼクター現る!

「変身!!」

影山とゼクトルーパーが市民を避難させる隙を突いて新がワームと戦う!!

「クロックアップする前に倒す!ライダーカッティング!!」

爆音轟く歩道橋。良し!危機は去った、都会のビル群の谷間に紛れてワームの擬態が蔓延る。

「人間は実に面白い……実験しかいがある」

「化け物、来い!」

「私が誘ってやる。バトル・ファイトの神髄の向こう側の世界に」

天道のバイクが迫る!キャストオフ!!

「変身」

ザビーゼクターの声がする、戰いもクライマックス!天道の前に擬態が立ちはだかる……

「お婆ちゃんに聞け。生命の神秘と輪廻転生の未来の甲乙を」

「所詮はワーム。智慧が甘い」

醜い正体を曝け出す叫び声と共に高速な瞬間移動との激闘が再開した!!ワームの群れ……

「天道!お前だったのか!?」

「二足の草鞋も悪くない。力を合わせるぞ加賀美、ライダーキックだ!」

「今だ!!」

炸裂のクリーンヒット!自由と正義は保たれた、擬態の謎が解けない。敵のアジトでは暗闇の中、話し合いが続く。

「カブトは戰い火星の神、ザビーはZECTの要。ガタックは社長の愛」

生存本能が疾駆する。隕石飛来の失われし記憶と天秤に掛けし(愛欲)、(夢)と「終焉」……

擬態天道がスマホのひよりのXをリツイートした。

「ボクハダレナノ」

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