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主も何が作りたかったか分かってません
自殺要素含む
自殺少女 と 謎の青年 的なやつです ( ? )
お試し的なやつです 。 好評なら続き()
私もう駄目だ
もう 、 全部終わりにしよう ____
桜が散って暖かく心地のいい春も
私にとっては 苦 でしかない 。
周りが友達や恋人と腕を組んだりしている中
私は独り 。
新しい学校の制服に身を包んで学校に向かっていた
そう 、 今日は入学式だ 。
入学式というドキドキワクワクなイベントも
私からしたら面倒臭く 、 無駄に緊張する最悪なイベント
友達が出来る期待 。 恋人が出来る期待 。
そんなのある訳が無い
正直 、 入学式が終わったら自害しようと考えてる
ならなんでわざわざ入学式に出るのか
それは …
私の勝手な期待と妄想 。
昔読んだ本 、 お姫様のピンチに助けてくれる王子様
そんなおとぎ話を信じてる私がどこかに居る
でも無理な事なんて分かってる自分も居る
それでも可能性を捨てきれないから 、
ばかみたい ?
イイよ 、 可能性が少しでもあるなら
最期くらい挑戦したいじゃん 。
… 本当
「 変なとこポジティブだよな~ 、 私 。 」
なんて独りで呟いて 。
入学式だけでも頑張ろう
そうしたら…後はもう何も考えなくてイイ 。
そして私は大きく深呼吸をして学校の門を通った
… 疲れた 。
思った以上に人が居た
いつも気持ち悪くならないために人の多いところを避けてる私からしたら頑張ったと思う
本当 、 褒めて欲しいくらい 。
なんて思いながら校舎の屋上へ向かう
何故か脚が軽かった
いつもはほぼ引きずった状態の脚がしっかり上がる 。
スキップだって出来た
最期に経験出来て良かった 。
なんてしている間に屋上にたどり着いた
フェンスに向かって歩いていると不思議と口角が上がった
少しわくわくしてる
楽になる感覚に 。
絶対に痛いだろう 、 そんな事は分かってるのに
心臓が早く脈打って 口角が上がる
… そしてフェンスに手をかけた
はぁ 、 少し怖いな … とフェンスをぎゅっと掴む
大丈夫 。
このまま身を投げて 終わらせよう 。
お母さん … お父さん 、 今までありがと
こんな娘で御免なさい 。
不思議と涙が溢れる
あぁ 、 こんな気持ちとっくに捨てたのに
今更になって両親への申し訳無い気持ちが溢れる
ごめんなさい … 何度も何度も呟きながらフェンスを越える
フェンスの奥の少しの間
少しでもバランスを崩せば真っ逆さま
最期くらいジャンプで楽しく逝っちゃおう
大きく深呼吸をして右脚で踏み切って …
飛んだ 。
… と思った でも私はまだ生きている
何故って … 知らない青年が私の腕を掴んでいるから 。
「 誰 … ですか ? 」
「 今答えてる場合じゃないでしょ 、 、 、 」
と 質問には答えず必死に私の腕を引っ張っている
バランスを崩せばこの人まで落ちちゃうんじゃ …
不安が込み上げる 。
自分がしんでもどうでもいい
けど 、 私のせいで誰かがしぬなんて嫌
「 あの ! … は 、 離してください 」
私が精一杯の声で言えば 青年は汗を垂らしながら言う
「 人が辛そうな顔してんのに 放っておけないよ 、 ! 」
やめて 、 離して … 。
私なんかの為に … 頑張らないで …
そうして私は彼に引き上げられてしまった 。
息を切らす彼 、 気まずい沈黙 。
どうしよう … と考えていると彼が聞いてきた
「 … なんで飛んだんだの 」
少し冷たい目で見つめる彼に 少し黙ってから答えた 。
「 貴方に … 関係 、 無くないですか … ? 」
すると 彼は言い返さなかった
「 確かにな 。 でも体勝手に動いたんだよ 」
「 そんなの … 酷いですよ … 」
え ? と 言いたげに此方を見つめる彼に気づかないフリをして言葉を続ける
「 人が勇気振り絞って飛んだのに … 貴方の勝手な偽善で 、 」
あぁ 、 駄目 折角助けてくれたのに
「 あの 、 失礼します … 」
溢れそうな涙をグッと堪えて逃げるようにその場を立ち去った 。
帰る途中 、 我慢出来ずに溢れる涙を拭いながら家へと走った 。
幸い親は仕事で泣き顔を見られる事は無かったが
その日は食欲も無く 、 中々寝付けなかった 。