テラーノベル
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2028.3.18
元貴side
今週はまだ寒波の影響で寒い日が続いてるみたい。暖かな日差しの横で涼しく、少し寒い風が頬を撫でてる。
俺は福島 行きの新幹線を1人、ホームで待っている。身バレ防止のため、帽子を深々と被る。ホームのベンチに座るカップルや家族を横目に見ながら心の中で少し羨ましいと思う自分がいた。
土曜日ということもあり、かなり人が多い。週末に旅行に行く人が増えているのだろう。
『新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます。まもなくーーーーー、、』
駅のホームに流れるアナウンス。遠くから見えてくる俺の乗る新幹線。大きな音と共に目の前を新幹線が通り、止まる。強い風が吹く。それに驚き、手に持っている鞄をギュッと握る。
新幹線の扉が開き、次々と人が乗っていく。
俺もそれに続き、ゆっくりと新幹線に乗り込んだ。
いっつも思ってしまうが外から新幹線の中に入る時に不思議なほど無音な空気に包まれる感じがどうにも落ち着かない。
鞄をギュッと抱えて通路を通り、自分の席に向かう。まだ朝だからだろうが、人が多いと言っても緑色のランプのついた空席が多くある。
「ここか…、」
席につき、荷物を下ろす。窓側の席を予約したが、まわりの風景を見れるという点では良かったと感じている。まだ緊張が解れないが、すぐに解れるだろう。
「今日も新幹線をご利用くださりまして、ありがとうございます。こちらの電車は……」
もう少しで新幹線が出発する頃だろう。東京から出てどこかに行くというのは、ましては1人というのはここ数年単位で言っても久しぶりのことだ。
窓から見える風景が移り変わる様子がよく見える。会いたい人に会えるかが分からないのに行く人はこの新幹線の中でも俺くらいだろう。
しばらく窓の方を見ていると東京の街の様子が映っていく。普段見ないような視点から東京の街を見るのもなかなかに快適だ。
「綺麗だな…、、笑」
人が集う場所も、交差点が見えるのも新幹線だから一瞬で過ぎていく。儚いものだな。こう考えると、所詮は別れも出会いも1ページにも満たない。だが、その1ページの積み重ねを見て美しいと思うのだろう。
景色を眺めていると目の前が霞んでいく。久々にこんな眠気に襲われた。毎日2時間睡眠でも生きていたような生活だったのだからそろそろ限界だとは思っていた。眠い。
新幹線は良いな。誰も、俺のことなんか見ていない。それが、今はとても幸せだ。おかしいな笑見られたくて仕方なかったから始めた物語なのにな…笑
眠りにつく前に、こんなことを考えるだなんて目覚めが悪そうだ…、、
丁度トンネルを抜け、カーテンの隙間から差し込む光を横目に眠りについた。
こちらの作品、あと3話で完結となります‼️
長いですよね…笑
最後までお付き合い頂けると嬉しいです!
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それではまた!
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コメント
2件
若井さんに無事会うことができるのか…!