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「ふぅー、気持ちいいー、」
氷華は慰安旅行出来ている旅館の温泉に浸かっていた。
「日頃の疲れが取れていく、、、」
「あ、氷華さん」
「お、凛冷」
「お背中でも流しましょうか?」
「じゃあ、お言葉に甘えようかな」
「あー、気持ちいい、上手いな凛冷」
「ありがとうございます。」
「あの、氷華さん」
「なんだ?」
「の裏カジノの時、蘭冷が僕にだけ何かを背負わせるのは嫌だって言ったんです。」
「蘭冷も成長したな」
「でも、蘭冷は僕が守らないとダメなんです。」
「なんでだ?」
「それは、、、」
「話したくないならいい。でも、お前が蘭冷を守りたいと思ってるのと同じぐらい蘭冷もお前を守りたいんだよ。」
「でもっ、、!」
「話し合ってみろ。蘭冷と」
「、、はい。」
「お前は賢い。だからこそ1人で突っ込むのが楽だから1人で何かをやるからあとから頼る人や頼り方を忘れて今みたいに悩むんだ。」
「氷華さんは、、聞かないんですか?」
「何を?」
「僕らの過去を、、」
「聞かないさ。話したい時に話してくれればいい」
「はい、、、。」
凛冷、あいつらの事情はよく知らない。
でも、壮大な過去があったことは分かる
凛冷は、、過去が分かるのか、、
羨ましい。
凛冷にあんだけ偉そうなこと言ったくせに
自分はこんなとか、、笑える、
「あれ?氷華だー!」
「げっ、灯月さま、、」
「ひ、氷華の裸、、、えっろ、、」
「目玉潰すぞ」
「冗談だよ笑で、何なやんでんの?」
「え?」
「お見通しだよ。氷華のことなら、」
「言ってみて?僕に」
「灯月様」
「ぼくってなんなんですか?」
その瞬間灯月の瞳孔が開いた。
「何故?」
「裏カジノの時、零雲って人に言われたことや妖怪の里への謎の親近感、白弧という神様のお話が気になって、。」
「氷華には分からないのかい?」
「僕、灯月様に拾われた以降の記憶がないので」
「僕には分からない。分かることは君が氷雪系の妖怪と狐の妖怪の間に生まれたことくらいさ」
「それに、思い出せないのだろう?過去が」
「はい。思い出そうとすると頭が痛くなって」
「それは君の本能が拒否しているのさ」
「本能、、?」
「本能が、、氷華に思い出させるとまずいから。だから拒否をして氷華、自分自身を守っているんじゃない?」
「僕自身が、、拒否、、」
「僕はもう上がるよのぼせてきた」
「じゃあ、僕も」
「ひょ、氷華、、!バスタオルくらいは付けようよ、、?///」
「なんでですか?」
「は、恥ずかしくないの?」
「はい」
(この子おかしいなぁ、、)
(もうねるか、、)
僕がなんなのか考えるのはやめよう。
いつかおもいだすだろう。
「〇〇、大きくなったね」
誰だろう、、白い髪に、、狐のしっぽと耳が生えてる、、、、、
「〇〇、貴方達より先に言ってごめんね、」
なぜこの人は泣いているのだろう。
「私は、、〇〇だからあっちへ行けないの。
たまに吹雪さんのとこへ言ってるのだけれど吹雪さんも心配していたわ。でも、元気そうね」
笑った、、、笑った顔は百合のように可憐で綺麗だと思った。
「ごめんね、、貴方が過去のことを思い出せないのは、、、、」
聞こえない。大きい声で言ってくれ。
分からないよ。もう全て、分からないよ。
「あっという間だったね。」
「里めぐりも楽しかったねぇ~」
「楽したっタね!」
「…………」
「氷華様、」
「あ、はい!」
「これを、、」
手のひらに、水色と白と金の紐で編まれた髪紐がおかれた。
「これ、、」
「我々一同からのお守りです。貴方様は白弧様と似ています。白弧さまから髪紐を渡して欲しいと頼まれたので」
「白弧様は、どこにいるのですか?」
「神出鬼没なんですよ、、すみません、」
「いえ、大丈夫です。髪紐ありがとうと伝えてください。」
「はい。それでは、、気をつけて」