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第2話.そんなこと…


星導side

一通り寝る準備を終えるとベッドへと潜る。不安は積もるばかりだが俺は眠りについた。




足元は水が広がり、辺りを見渡しても何も無い。どうやら俺1人なようだ。少し歩いてみる。やはり何も無い。そんなことを思っていると後ろから人の気配を感じた。

星導「……晶…。」

振り返ると見覚えのある人が立っていた。

晶「お、よくわかったね。」

星導「俺の夢に干渉してくる人は貴方しかいないので…。」

晶「えぇ~??そんな事ないよ~?」

彼はにっこりと笑いながら俺に近づいてきた。

晶「前回のぴょんは失敗しちゃったから言った通りショウの所に来たんだ」

星導「はぁ……俺は貴方の思い通りにはなりませんよ。」

もちろん前回の小柳君事件は覚えているし,彼が言ったことも覚えている。

晶「それはどうかな。ショウがなりたくなくてもなっちゃうかもしれないしね。」

星導「…?どういう事ですか…?」

どういう意味だ…?俺がなりたくなくてもなっちゃうかもしれない…?俺以外にも干渉する気なのか…?

晶「とりあえず変身、出来なくなっちゃったでしょ?」

星導「もしかして……」

晶「もちろん俺の仕業だよ。」

薄々思っていたがやはり彼のせいか…。しかしそんな事をしてなんの意味がある?

星導「……なぜ?」

晶「そんなのもちろん俺が‪”‬ショウ‪”‬の代わりになるためだよ。」

星導「何を言っているんですか…?」

晶「俺は別にヒーローがやりたい訳じゃないし。」

晶「俺がショウに干渉している間は変身出来ないようにしたんだ。」

晶「それに記憶を忘れちゃった君より記憶を保持している俺の方がいいでしょ?」

晶「きっとぴょんや一徹,リトだってそれを望んでるよ」

星導「…そんなこと………」

そんなこと‪”‬ない‪”‬と否定出来なかった。なぜなら俺が記憶を失ったことにより悲しそうな顔をした彼らを見たことがあるから…。それにこの間小柳君が記憶を失ってしまった時俺も悲しかったから…。

星導「……でも彼らが貴方を望んでいるとは限りません。」

晶「そうかな?じゃあ聞いてみる?」

星導「は…?」




彼がそう言った瞬間目が覚めた。額から汗が垂れ流れる。聞いてみる…?もしそれで‪”‬晶‪”‬の方が良いと言われたら俺は……。嫌,でも彼らがそれを望むのなら──。

なんか俺変身できなくなりました

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