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smの妹

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11

第10話 庭

♥

107

2023年03月09日

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________________


スマイル

「…じゃあ、詳しく話すよ」


スマイル

「コアの、破壊方法」


レイシェン

「うん…」


________


スマイル

「…まぁ、これが破壊方法」


レイシェン

「なるほど…」


スマイル

「まぁ…コアは最上階なんでしょ…?」


レイシェン

「うん…」


レイシェン

「一回だけ、私達見たことあるんだよね」


スマイル

「あれでしょ…?」


スマイル

「最初の、脱出作戦の時の」


スマイル

「逃げる時に一緒に行ったとき」


スマイル

「最上階の窓から見えた」


スマイル

「でっかい」


スマイル

「丸い形のやつでしょ…?」


レイシェン

「そうそう…」


スマイル

「…じゃあ」


スマイル

「また今度」


スマイル

「戦う日が決まったら」


スマイル

「やろうな」


レイシェン

「もちろん」


スマイル

「じゃあ、Nakamuにも聞いてみるわ」


レイシェン

「わかった」


ガチャ…


レイシェン

「…はぁ」



情報が集まってきた…



いよいよ大詰め…



引き締めないとな…



レイシェン

「…やっとだ」


レイシェン

「やっと…」


レイシェン

「…」



母さん、父さん



待っててね



必ず、敵はとるから



レイシェン

「…」



なんか…



考えまくったから…眠いな…



…寝よっかな



あ、でも仕事あったわ…



ちょっとやってから寝るか…



レイシェン

「えーっと…」



庭の確認…?



庭…か



…ちょっくら行ってきますか


________________


レイシェン

「ここか…」



広いなぁ〜…



レイシェン

「ここの確認とは…?」



水やり…



虫などの確認…



環境の確認…



草むしり…



まぁまぁ簡単だな…



「あれ、誰かいる」


「あ、レイシェじゃね?」


「おぉ!やっほ〜!」


レイシェン

「あ、Broooockさん。しゃけさん」


Broooock

「どうしたの?こんなところで」


レイシェン

「今日の仕事がここなので…」


シャークん

「じゃあ庭の確認とかか…」


レイシェン

「そうですね…」


レイシェン

「【レインボー:構築モード】」


レイシェン

「【構築カラー:緑、白、青】」


レイシェン

「【花魔法:フラワーガーデン】」


レイシェン

「妖精さん。花に水を与えて」


妖精さん

「コクッ」


Broooock

「妖精…!?」


シャークん

「すげ…」


レイシェン

「さてと…今のうちに…」


レイシェン

「【サーチ】」


キィッ…


レイシェン

「…」



雑草等はあっちが多いな…



虫は特にいない…



じゃあ…雑草でも刈るか…



レイシェン

「っしょっと…」


レイシェン

「これと…これと…」


レイシェン

「あ、ここもか…」


暴力組

「…」


Broooock

「スマイルの妹…すごいね」


シャークん

「うん…すごい…」


Broooock

「スマイルも十分すごいけど…」


Broooock

「うん…凄い(語彙力喪失)」


シャークん

「凄い…」


レイシェン

「ふぅ…」


レイシェン

「次あっち側か…」


コツンッ


レイシェン

「…?」


子供

「ジッ…」


シャークん

「あっ…!子供達いるの忘れてた…!」


Broooock

「ホントじゃん!」


Broooock

「あばばば…み、皆ー…!」


Broooock

「この人は…俺等の友達〜!」


シャークん

「警戒しなくていいぞ〜…!」


子供達

「…」


レイシェン

「…子供」


レイシェン

「…」



この石も…



怖いから…投げてきたのかな…



レイシェン

「…」


レイシェン

「ねぇ、君達」


子供達

「ビクッ」


レイシェン

「…石が好きなの…?」


子供達

「…?」


レイシェン

「…私、怖い…?」


子供達

「…/…コクッ」


レイシェン

「…だよね」


レイシェン

「じゃあ、お姉さんは」


レイシェン

「君達と、仲良くなりたいんだよね」


レイシェン

「駄目…かな…?」


子供達

「…」


レイシェン

「…ごめんね。変な事言っちゃって」


レイシェン

「だけど」


レイシェン

「私に石は投げていいけど」


レイシェン

「他の子とかには」


レイシェン

「投げちゃ駄目だよ?」


レイシェン

「…君達は」


レイシェン

「どんな事情があったの…?」


レイシェン

「私はさ…」


レイシェン

「友達とか、仲間とか」


レイシェン

「なんにもしてない子達が」


レイシェン

「亡くなっていく。そんな感じ」


レイシェン

「君等も、何かあったの?」


レイシェン

「私でいいなら」


レイシェン

「聞ける範囲で聞くよ」


子供達

「…」


子供

「ぁ…あのね…」


暴力組

「!」


子供

「わたし、たち…」


子供

「かあさん…とか…が…いなく、て…」


子供

「ぼくは…、すてら、れて…」


子供

「俺は…国にさらわれかけたりとか…」


レイシェン

「…そっか」


レイシェン

「大丈夫」


レイシェン

「私も、そんな事あった」


レイシェン

「だから、今度は」


レイシェン

「君達が、こんな世界を」


レイシェン

「変える番なんだよ」


レイシェン

「私達が、死んじゃっても」


レイシェン

「まだ希望を持つ人がいる限り」


レイシェン

「君達を幸せにしてくれる人は」


レイシェン

「きっと、いるよ」


レイシェン

「だからね」


レイシェン

「自分が正しいと思ったことは」


レイシェン

「堂々とすればいいよ」


レイシェン

「わか…った…?」


子供達

「コクッ…」


レイシェン

「ありがと…!」


子供

「…テチテチ」


レイシェン

「…?」


子供

「ギュー…」


レイシェン

「!」


子供

「…おねえさん。あったかい」


子供

「僕も…!」


子供

「俺も!」


子供

「わ、私も…!」


レイシェン

「はいはい…w1人ずつだよ?」


レイシェン

「順番は守ってね〜」


子供達

「はーい!」


Broooock

「…すごい」


Broooock

「俺等でも、3ヶ月位はかかったのに」


シャークん

「1日で…」


レイシェン

「〜〜〜w」


Broooock

「すごいなぁ…」


シャークん

「凄い…」


Broooock

「じゃあ、俺等も仕事しますか…」


シャークん

「だな…」

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コメント

1

ユーザー

初コメ失礼します!とっても面白いです

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