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第4話 目覚め


-🎼🌸side-


医者に連れられて、突きつけられた事実はあまりにも重すぎた。


医者 事故により、暇なつさんは頭を強打しています

医者 目を覚ましたときに記憶喪失の可能性が非常に高いです

🎼🌸 、、そんな、

🎼🌸 俺たちのことは、忘れてないですよね、?!

医者 詳しいことは暇なつさんが目を覚まさないとわかりません


いやだよ、そんなの。


医者 そのことも、覚悟しておいてください

🎼🌸 、、、っ、はい、


俺は溢れそうになる涙をグッと堪えた。

🎼🌸 (俺がしっかりしないと、)


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


病室に戻ると、いるまとこさめの姿がなかった。

🎼🍵 いるまちゃんとこさめちゃんは家に帰したよ

🎼🌸 うん、

そのほうがよかったと思う。いるまは事故現場を見てかなりショックだったと思うし、こさめもメンタル的にきつそうだったから。


🎼👑 お医者さん、なんて、?


メンバーにはちゃんと伝えるべきだよね

みこととすちなら、きっと受け止めてくれる


🎼🌸 なっちゃん、起きたとき、記憶がないかもって

🎼🍵 、、え?

🎼👑 記憶がないって、事故のこと、だけだよね、?

🎼🌸 詳しいことは起きてからじゃないとわからないみたいだけど

🎼🌸 、、、俺たちのことも、覚えてない可能性が高いって

🎼🍵 うそ、、

🎼👑 、なっちゃんっ、、、、泣


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


病室には沈黙が続いていた。

聞こえるのは、時計の秒針の進む音だけ。


_____時刻5時38分


、、っ


握りしめていたなつの手が少し動いた気がした。

🎼🌸 なっちゃん、?

🎼🍍 、、、、、っ


顔を見ると、ゆっくり目が開いたのだ。

🎼👑 なっちゃんっ!

🎼🍵 ひまちゃん!!

🎼🌸 みこと!ナースコール鳴らして!

🎼👑 う、うん!


よかった、!目が覚めた!

すぐに医者が来ると思う。

けどその前に聞きたかった。


🎼🌸 なっちゃん、!俺たちのこと、わかる?!

確かめたかった。なつはきっと覚えてるって信じてた。

🎼🍍 、、、、


けどなつは首を小さく横に振った。



-🎼🍍side-


頭が痛い。ズキズキ突き刺さるみたいな痛み。

なんでこんなに痛いんだろう。

どこかにぶつけたっけ?

えーっと、えーっと、、思い出せない。


目を開けると、自分を囲うように覗き込む3人の顔。

1人が言った。

🎼🌸 なっちゃん、!俺たちのこと、わかる?!


、、、え?

いや、初めて会った、よね?


俺は首を横に振った。

🎼🍵 、、、っ、!

🎼👑 、、、、、

🎼🌸 、、、、、

なんで、そんなにつらそうな顔をするの、、、?


すぐに医者がやってきた。

医者は身体をチェックしてから身体に異常はないと言う。

どういう状況か把握できなかったが、なんとなくここが病院であるとわかった。

医者 今からいくつか質問をするね?

🎼🍍 、はい、、

医者 まず自分の名前はわかる?

🎼🍍 なつ、、

医者 じゃあ年齢は?

🎼🍍 21歳、、

医者 誕生日は?

🎼🍍 2月9日、、、

こんなの答えられて当然だ。

自分のことなんだから。


医者 じゃあ、なんで今ここにいるかわかる?

🎼🍍 え、、?


俺が、病院にいる理由、、、

🎼🍍 、、、わから、ない、、


🎼🌸🍵👑 、、、、っ、


医者 わかった、じゃあ次の質問をするよ

その後も質問が続いた。自分のことのはずなのに、わからないことがいくつもあった。


医者 協力してくれてありがとう

医者 たくさん質問して疲れただろうから、休んでていいよ

医者 らんさん、少しお時間よろしいでしょうか

🎼🌸 はい、、

そう言って医者はひとりを連れて病室から出ていった。



しばらくすると、その人は帰ってきて、俺の横に座った。

🎼🌸 なつ、、

🎼🌸 少し、話してもいい?

🎼🍍 、、、コク

重い空気を悟る。

きっとなにか大事なことなんだろう。

🎼🌸 なっちゃんは昨日、交通事故に遭ったの


交通事故、?

でもそんなこと何も知らない、、


🎼🍍 俺が、、?

🎼🌸 うん

🎼🌸 それで、信じられないかもしれないけど、、

🎼🌸 なっちゃんは今、記憶喪失なの



🎼🍍 記憶喪失、?

君が覚えていなくても。

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