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第5話 知りたい


-🎼🍍side-


俺は記憶喪失らしい。

でも、きっとそうなんだと思う。

目の前にいる3人は俺を知ってるかのように話すけど、俺は知らない。

まるで自分だけ違う世界に飛ばされたみたいな、そんな感覚。


🎼🌸 俺はらん

🎼🍵 すちだよ

🎼👑 みことです


🎼🍍 らん、、すち、、みこと、、、

ダメだ、やっぱわかんない。

申し訳ない気持ちで埋め尽くされそうになった。


🎼🍍 、、友達、?

🎼🌸 んー、俺たちはグループで活動してて、

🎼🌸 友達だけど、それ以上の関係、かな


活動のことはわかる。配信とか、動画とかそういうの。

やってた、けど個人で。


🎼🌸 この3人と、なつと、今はいないけどあと2人

🎼🍍 6人、?

🎼🌸 うん。2年前に結成したんだ


2年、、、

俺は2年という長い時間を忘れてしまったのか。

きっとそこには、そのグループでの思い出がたくさんあったんだろうな。


🎼🍍 ごめん、、

無意識に謝罪がもれた。


🎼🌸 謝らないで、!

🎼🌸 なっちゃんは何も悪くないよ

🎼👑 つらい時はつらいって言ってええんよ

🎼👑 俺たち運命共同体やから!

🎼🍍 運命共同体、?

🎼🍵 そうだよ、約束したからね

🎼🌸 どんなことがあっても俺たちは離れないから

🎼🌸 だから、これからもっと俺たちのことを知ってほしいな


______知りたい。

全然覚えてないけど、優しい言葉をかけてくれるらんも、見守ってくれるすちも、手を握ってくれるみことも、すべてが温かくて涙が込み上げてくる。



(なでなで)

らんが頭に手をのせて撫でてきた。


🎼🍍 、//////

少し恥ずいけど、落ち着く感じがしてそのまま受け入れる。

🎼🌸 (素直に撫でられてるなっちゃんかわいい、)


バンッ!

🎼🍍 ビクッ、、

突然、病室のドアが大きな音を立てて開き、勢いよく誰かが入ってきた。

🎼🌸 いるま!病院なんだからもうちょっと静かに!

🎼📢 わりっ、


目が合う。

その人はそのまま近づいてきて俺を強く抱きしめた。


🎼📢 なつ、!よかった、、!生きててよかった!

🎼🍍 あ、、、え、と、、

少し戸惑ってしまった。誰かわからなかったから。

そんな俺の様子を感じて顔を覗き込む。

🎼📢 なつ、?

🎼🌸 いるま、ちょっときて


らんはその人を連れて出て行った。

多分俺のことを話しに行ったんだと思う。


🎼🍵 こさめちゃんも着いたみたいだから迎えに行ってくるね

🎼👑 うん、行ってらっしゃい

部屋にはみことだけが残った。


🎼🍍 みこと、

名前を呼ぶのも少し緊張してしまう。

けどみことは名前を呼ばれたのが嬉しかったらしく、笑顔で答えてくれた。

🎼👑 どうしたの、なっちゃん!

🎼🍍 さっきの人って、、

🎼👑 さっきのはいるまくんだよ!

🎼👑 いるまくんもメンバーのひとり!

🎼🍍 いるま、、

強く抱きしめられたことを思い出す。

🎼🍍 すごい、心配してた、、、

🎼👑 そやね、

🎼👑 いるまくん、自分のこと責めてたみたいだったし、、

🎼🍍 え?

🎼👑 う、ううん!なんでもない!

🎼👑 突然の事故だったから、みんなすごい心配してたんよ!

🎼🍍 そっか、


らんが病室に戻ってきた。

けど、いるまは一緒じゃなかった。


🎼🌸 いるまは、外の空気吸いに行ったみたい

🎼🍍 そう、




-🎼📢side-


ごめん、なつ。俺のせいで。



_____俺がなつを守らないと。

君が覚えていなくても。

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