※注意書き※
こちらはstxxxのnmmn、青桃or桃青作品となっております。本人様とは全く関係ありません。苦手な方、地雷の方は見ないことをお勧めします。
「あ”ぁ” ~ 」
一人居酒屋の隅の方の席でジョッキを傾ける僕は、相当滑稽だろう。
でも今日ぐらいは許してほしい。
僕が勤めている会社は俗に言うブラック企業だ。
表向きは慈善事業を行なっている会社、ということになっているが、実際は毎日長時間の残業が当たり前で、給料は安くて、休日なんてほとんどない、まさに典型的なブラック企業だった。
最近は特に、大手企業との取り引きが決まって会社全体が忙しかった。
僕は元々仕事ができる方じゃないから、そういう時は大体雑用に回される。今日も今では上司となった同期に罵声を浴びせられた。
なんでこんな会社に来たんだっけな…
あ、思い出した。とりあえず有名な会社だから面接受けに来たら偶然受かったんだ。
ほんと僕の人生不運だらけだな、なんて思いながら何杯目かも分からないビールを喉に流し込む。
「あ、ころん?」
人が黄昏れてる時に知り合いかよ、だる。
振り向いてみるとそこには人が立っていた。桃色のふわふわな髪に瑠璃色の宝石のような瞳。中性的な見た目をしているが声と体型からみて男だろう。
もちろん「どちらさまですか?」なんて言える訳もなく、思考をフル回転させながら黙っていると相手から声をかけてきた。
「久しぶりだな~」
「そうだねw」
ここはありがたく話に乗らせてもらおう。
「ん〜…高校ぶり?」
「おぉ〜」
まてよ?高校で仲良かった人って…
「さとみくん…?」
僕の初恋の人……ではないけど、昔付き合っていた相手だ。でも大学が別々になって、ある日突然連絡がつかなくなって、別れてもないのに疎遠になっていたやつだ。
「ん?何?どした?」
「やっぱり…!」
「え、もしかして今まで忘れてた系?」
「まぁねw」
「酷くね?w」
ここで気になっていたことを聞く。
「…ねぇ、なんでいきなりいなくなったの?」
「ちょっと色々あってさ、w」
寂しそうな顔をしながら答えるさとみくん。そんな彼を見たくなくて話題を変える。
「そっか。てかさとみくん早く帰った方がいいんじゃない?彼女さんとか待ってるんじゃないの?」
正直寂しいけど、男の僕と彼女として付き合うよりも、女の人と彼氏として付き合う方が、彼も嬉しいだろう。
「え?俺彼女いないよ?」
「………一人暮らし?」
「うん」
まじか、早く忘れたいからこの話題にしたのに。期待しそうになるじゃん。
「ころんは?」
「…逆に僕に彼女がいるとでも?」
お互いを数秒間見つめ合う。そして目を逸らす。
「そんなことあるんだな」
「だね」
その日はホテルへ…とまでは行かなかったけれど、連絡先は交換した。次に会う約束もした。
人生不運ばかりの僕だけど、たまには良いこともあるもんだね。
あの青春の日々の続きを…とはならないかもしれないけど、僕らなりの幸せを掴めたらいいな。
「ごめん、待ったか?」
「いや時間ぴったりだよ、僕が早く来すぎただけ。」
そんな恋人っぽい会話をしながら見上げた空は雲ひとつない青空だった。
なんか凄く変なのは自分でも分かってますから!許してください!((
てか短編って書きやすいですね!
最後まで見ていただきありがとうございました!次回も見てくれると嬉しいです!
それでは、さようなら ~
コメント
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最高〜!
さとちゃん=えろい×かわいい ころちゃん=あざとい×かっこいい みずきちゃん=かわよい×1億 ※この公式はテストに出ます。(嘘です)