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撮影部屋の空気は、れてんの荒い呼吸音だけで満たされていた。すでにカメラは回っていない。いや、ジャダムの手元にある一台だけが、れてんの「処刑」を記録するために作動していた。
れてんは両手首を背後に回され、男たちの強靭な腕でベッドに押し付けられている。
「っ、離せよ! ふざけんなよジャダム、これ洒落になってねーだろ!」
必死に身をよじり、抵抗しようとした瞬間――。
パァン!!
乾いた音が響き、れてんの頬が跳ね上がった。鋭い痛みが走り、視界が火花を散らす。
「あぐっ……」
「黙ってなさいよ。生意気な口を利くのは、その可愛い顔がボロボロになってもいいっていう宣言かしら?」
男の一人が、れてんの髪を力任せに掴み、無理やり顔を上向かせる。そこには、恐怖に引きつり、屈辱に震えるれてんの顔があった。
「れてん。ここで暴れても誰も助けに来ないって。大人しく受け入れろよ。そうすれば、これ以上痛い思いはさせないでおいてやるよ」
ジャダムが少し笑いながらどこか冷徹な声で追い詰める。れてんの瞳からは、ついに耐えきれなくなった涙がこぼれ落ちた。
「やだ……それだけは、マジで……っ」
「やだ? まだそんなこと言えるの?」
再び、男の大きな手が振り下ろされる。今度は反対側の頬。絶え間ない衝撃に、れてんの意識が朦朧とし始める。
「いい? 次に拒んだら、その綺麗な顔をグチャグチャにして、一生動画に出られないようにしてあげるわ。……さあ、どうする?」
男はそう脅しながら、れてんの下衣を無慈悲に引き裂いた。露わになった無防備な場所に、冷たいジェルが塗りつけられる。
「ひっ……ああ……!」
「動くな。ビンタされたいのか?」
耳元で囁かれる暴力的な言葉に、れてんは全身を硬直させた。抵抗すれば、さらなる苦痛が待っている。その恐怖が、彼のわずかな自尊心を粉々に粉砕していく。
男の、太く熱い塊が入り口を割り込もうとした瞬間、れてんは激痛に体を弓なりに反らせた。
「ひいあ゛やめて……痛い……痛いぃ、……」
「我慢しろ。……ほら、受け入れろ」
ジャダムのカメラが、絶望に染まったれてんの瞳と、無理やりこじ開けられていく「蹂躙の瞬間」を克明に捉える。
れてんはもはや叫ぶ力もなく、ただ枕を濡らしながら、自分の体が侵食されていく感覚に身を委ねるしかなかった。
一度入ってしまえば、あとは一方的な陵辱が続くだけだった。
突き上げられる衝撃のたびに、れてんの体は無様に跳ね、虚空を見つめる瞳からは光が消えていく。
「……ああ、最高。れてん、お前マジでいい顔してるわ」
ジャダムの満足げな声が、壊されたれてんの意識の奥に、呪いのように深く刻み込まれていった。