暑さが過ぎて、少し寒くなった頃に俺はある路地裏の店へ向かっていた。
そこは、俺等王族が知らない奴隷商の店だった。
「ようこそお越しくださいました王子様💦」
あいつらは国が知ってても知らなくても潰されたくないからと、媚びへつらってくる。そんな視線が気持ち悪い。
「本日はどのようなご要件で?💦」
fu「買いたい奴隷がいるんだ」
そう。俺が今日ここに来た目的は一人の少年を買うため。
■「そ、それはそれはとても嬉しいことです💦」
■「ど、どんな奴隷が欲しいのですか?💦」
fu「ここの目玉商品」
■「…え?」
商人の目が驚いた。やっぱり、離したくないのか。
fu「知ってるよ?なんでも」
■「ですが…アレは…」
商人はしばらく言い淀んでいた。
fu「なにか理由があるの?」
■「そ、そんなことはッ…」
fu 「じゃあ…」
■「わかりました…」
■「では…こちらへ… 」
気に食わなさそうな顔…きっとなにかあるな…
■「こちらが…お求めの商品です…」
「…」(ジャラッ⛓️
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■「おい、起きろ」
その言葉で嫌な1日の始まりを感じた。
「ほう…これが、目玉商品か…」
■「はい、旦那様いかがですか?」
いつもいつも、檻の前に来ては俺を見せ物にしてくる。
それなのにあいつらは…
「ふむ…しかし左右で目の色が違うとなると…少々気持ち悪いな…」
「他には居ないのか?」
■「わッかりました…ではこちらはどうでしょう?」
あんなふうに目が気持ち悪いって買わない。
そしたら、その日の夜には蹴られる、殴られる。しかもそのあと、得体のしれないものに笑われる。
『ケタケタ(笑)マタナグラレテル(笑)』
rm「ケホッ…なんだよ」
こんな日々は散々だ。早くここから消えたい。
…また朝が来た。
『ネネッ!』
rm「なに」
『今日ココカラデレルカモネ!』
rm「また 嘘つくな」
rm「俺を買う人なんていねーよ…」
もう何も期待しない
■「こちらがお求めの商品です…」
あいつ…いつもの話し方じゃない。それに… なんだあの緑髪…
fu「中に入っても?」
■「へ?はぁ…どうぞ…」
檻の中に入って彼に近づいた。最初に見たときより少しだけ成長しているけどあんまり変わっていない。俺は彼に手を添えて顔をよく見た。
fu「…綺麗なオッドアイだね」
rm「…は?」
きれい?そんなこと一度も言われたことがない…本当になんなんだこいつ…
見たこと無い目で俺を見てくる…気色悪い
rm「やめろ、触んな」(バシッ(払
fu「元気な人だね(笑)」
rm「なんだよ…笑いに来たのか?」
rm「そんなお世辞いらねぇよ」
fu「…ふふ(笑)」
fu「ねぇ商人」
■「は、はい、なんでしょうか?」
fu「この子、いくら?」
rm 「…は?」
fu「君を買うよ?」
俺は今日からあいつに飼われるらしい…
彼を買うためのいろいろな手続きを済ませて、店を出た。
rm「はッ…さむッ」
fu「あ、これ羽織ってて」(バサッ
rm「…?」
fu「暖かいから」
rm「…」
まじでなにがしたいんだ?
こういう奴が一番苦手だ。
(カサッ
rm「…?」
『◆◆◆◆◆◆◆』(グチャ…グチャ…
rm「…ッ!?」
なんだ…あの黒い…物体…
こっちくるッ…
rm「ッッ…」(後退
fu「…rm?」
rm「…はッ…はッ」
fu「大丈夫?」
rmは一点を見つめて怯えてる…どうしたんだろう…
そういえば…rmって確か…
fu「rm…」(スッ(目隠
rm「ッ…」
fu「安心してね」
fu「これからは俺が守るから」
rm「はッ…はぁ…はぁ…」
fu「馬車、乗ろ?」(姫抱
rm「ッッ…」
コメント
2件
最&高☆
姫だきは誰が誰としても尊いもんじゃの・・・(*´꒳`*)