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「ありがとう」って言いたかっただけなのに

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「ありがとう」って言いたかっただけなのに

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2025年04月19日

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※qnor 学パロ R18 読み切り 長編【qn】『or』


スタスタ…『学校とかめんどくさ…』

俺の名前は白雪おらふ、高校三年生。俺は絶対優等生やない。どっちかというと不良の方が似合ってるかもしれへん。

ただ一つ言えるのは、俺は彼奴が気に食わへん。

【君、第一ボタン空いてる】

「あっすみません💦」

「やっぱり厳しいね、”生徒会長”…」

そう、毎日登校する生徒の身だしなみをチェックして、少しでも乱れとったら今のように注意する生徒会長と呼ばれとった人こそが、俺の言うとった彼奴。三年一組の星川おんりーや。

【君…いや、おらふさん。服装直す気無いですよね】

俺の格好は誰がどう見ても校則違反。第一ボタンは空いてるしネクタイはゆるゆる。おまけに制服のボタンは全開や。

そやけど俺は直す気なんて全く無い。そもそもそんなルールはいらんと思てる。

『分かってたらそこどおってくれへん?』

【無理です。校則なので】

『はぁ、毎日校則って……』

【直さないなら校長に報告しますけど】

『分かった、直せばええんやろ?』

ちなみに止められるのは今日が初めてやない。こいつが生徒会長になる前からずっとや。

【次違反があれば生徒会室に来てもらいますからね】

『は!?行くわけないやろ!』

今までそんなことを言われたことは一回もなかった。いや、言われてへん方がおかしいのか。

【クスッ冗談だよ、早く行かないと朝礼遅れるよ?】

『!?』

突然の出来事に頭が混乱した。いつも無あいそで誰にでも敬語を使とったこいつが、俺にそんなふうに言うなんて思わんかった。普段なら『何からかっとんねん!』とか言い返すのに、突然タメ口で笑うこいつを見たら、そんなんは言われへんかった。


キーンコーンカーンコーン…『はぁ、はぁ…遅刻する!!』

なんぼ校則違反をしとる俺でも、時間だけは守るようにしとった。やのに今日、完全に寝坊した。

【珍しいね、寝坊なんて。しかも服装ちゃんとしてるし】

あの日からこいつは、当然のようにタメ口で話しかけてくるようになってん。

俺がなんか変わったのは、そこからかもわからん。今まではただめんどうとしか思わんかったこいつが、今では見かけへん時があると心配になる。俺はどうかしてもうたんや。

『別にええやろ。それにお前、もう朝礼始まっとるやろ?まさか俺が来るまでここにおったんとちゃうやろうな!?』

【そうだよ。おらふさんが来ないから仕事終わらせれなかった】

こいつはまるで俺のせいだとでも言うように、チェックリストに載っている俺の名前に印をつける。

『なぁ、前から気になってたんやけど…お前、耳のそれピアスの跡?』

【ギクッ…バレた?一応隠してたんだけどな…】

『まさかお前、元ヤン?』

【まぁそんなところかな?スピードスターって聞いたことある?】

『あ~結構有名な不良集団のトップやろ?』

【それ僕】

『はあ!?!?』

スピードスターは、不良の中で名前を知らないというやつがいない程有名な人で、俺が不良になったきっかけ。

まさか目の前にいるこいつがスピードスターだったなんて信じられない。

【あっそろそろ授業始まる…ボソッもっと話したかったのに…】

『えっ今何か言っt…』

【ほら、早く行きな。先生に怒られる。あっそれとお昼休み屋上来てね】

『?分かった…』


『来てって言われて来たけど……何それ』

【ん?なんだろうねニコッ】

お昼休み。誰よりもはよ昼食を食べ終えて屋上に来たはずやのに、既にこいつがいた。

そやけどそれ以上に目を疑ったんは、こいつが手に持ってる物や。言葉に表すのも抵抗があるソレは、こいつの右手に握りしめられとる。

男やったら誰でも分かるであろうソレは、そん時の俺は知りもしんかった。

【普通なら順番が逆なんだろうけど…嫌われたくないからね】

ビリッ!

『待て、嫌われたくないってどういう事や!?先に説明してくれん!?』

【無理、話は君が堕ちてから……ね?】

いつもと話し方も雰囲気もちゃう。それに堕ちてからがどういう事かもわからん。

頭の中が?でいっぱいになった俺は、前までの弱気な僕に戻ってしまった。

『い、嫌や!意味わからん!何で説明してくれへんの!?あの時は…そんなんやなかったやん……』

つい泣き出してしまった。あの時俺を助けてくれた人の冷たい目が怖くて。

ー❄️ー

『嫌や!離して!』

僕は毎日、同じクラスの男子に虐められていた。登下校、路地裏で殴られたり蹴られたり。

その時の僕はただ助けを求める事しかできなかった。

「うわダッセw男の癖に泣きやがるw」

『嫌や…!誰か助けて!!』

スタッ…バキッ!ドコッ!! シーン…

【大丈夫?】

そう言って俺を助けてくれたのが、当時スピードスターと恐れられていたおんりーだ。

『うっ、あ…ありが、とうっグスンッ』

【…大丈夫だよ、じゃあね】

『あっ待って!名前だけでも…!』

【…】スタスタ…

ー❄️ー

俺はこの日を境に強くなる事に決めた。僕はやっと見つけたんや。俺の願いはお礼を言う事だけ。そのはずやのに、今は、おんりーがタメ口で話してくれた時から俺は…

おんりーと離れるのが怖なった。

『あの時助けてくれたやん、大丈夫やって…なのに今は…何で何も話してくれんの?』

【ハッ!!ごめん、そんなつもりじゃ…】

『俺は…ううん、僕はおんりーに会うために強 なる事に決めたんよ。せやから今日、おんりーがスピードスターやって分かって嬉しかった。そやけどおんりーは、僕を覚えてへんよね…』

【覚えてるよ、おらふくん。僕はあの時君の側を離れた事をずっと後悔してた。だから僕は、二度と君を離さない】

『えっ…?』

チュッ…

【君が好きだ、おらふくん。あの日からずっと、君以外考えられないんだ!!】

『えっ本当、に…?本気なん…?』

おんりーに言われてやっと分かった。俺は既に堕ちとったんや。

あの日から僕はずっと、おんりーの事だけを考えとった。

【本気じゃなかったらキスしてない。勝手なのは分かってる。でも僕は、君が好きだ】

真剣な顔で僕に言うおんりーは、嘘をついとるようには思えへん。

『僕も好きやで、おんりー。あの日からずっとニコッ』

ギュッ!!

【本当に!?嬉しい!! あっでもこれどうしようかな…】

あまり困ってなさそうな顔でそう言うおんりーは、手に握りしめとったソレを僕に向けて言うた。

【でも、今使っちゃえば問題ないよねニコッ】

もういっぺん言うけど、僕はソレが何なのか未だに分かってへん。もっかい僕へ歩み寄るおんりーは、ソレを一度ポケットにしもたかと思ったら、ネクタイを緩めて制服を脱ぎ、Yシャツのボタンをゆっくりと開けていく。

『な、何するん…?』

【そりゃもちろんーーーーでしょニコッ】

『えっ待って!ここで!?』

【仕方ないじゃん、開けちゃったんだから。おらふくんも脱いで、それとも脱がされたい?】

『えっ本当に待って、心の準備が……』

【仕方ないな……脱がすよ?】

おんりーの手がこっちにのびてくる。俺が恥ずかしさのあまりギュッと目を瞑って顔を両手で隠すと、その隙におんりーは次から次へと俺の服を脱がしてく。

【可愛い♡やっぱり”俺”は”こっち”の方が好きだな♡】


一応警告⚠️この先めちゃくちゃR18です。(qnor)苦手な方は引き返して下さい。



ツー…♡ ビクビクッ!!

ゆっくりと胸元からへその辺りまで指でなぞられただけで、僕の体は以上な程反応した。

『いややぁ…くすぐったい……///』

【これだけでこんな反応してたら最後まで持たないよ?♡】

ゾクゾクッ♡

耳元でそう囁かれ、体がさっきよりも大きく反応した。

【あれっもしかして耳弱いの?ニヤッ】

『ち、違う!////』

図星だった。昔から耳掃除だけはずっと嫌いだったけど、今知られたらマズイ気がする。

【へ~、じゃあ何しても大丈夫だよね?♡】

完全に選択を間違えた。違うと言えば逃げられるなんて考えが甘すぎた。

チュッ♡クチュッ♡ペロッ♡

『ひぁっ!!ダメっ!それやらぁ/////♡』

自分でも信じられない声が出た。これじゃまるで……

【ふふっ可愛い♡女の子みたいだね♡】

フーッ♡

『ひゃっ!!///♡違っ、女の子やない!////』

【クスッじゃあ何でそんな声出してるの?】

『それは…おんりーが変なことするから…///』

【変なことって…こういう事?】

そう言いながらおんりーは僕のーーーを撫で始めた。

『んあっ///♡やら、変な感じするっ////♡』

【感じてるなら嫌じゃないでしょ?】

サワッ♡クチュッ♡

『あっ///♡やっ両方っらめぇ////♡』

【そんなに声出したら誰か来ちゃうよ、】

チュッ♡クチュッ♡ カチャカチャッ…

『んふっ//♡んぅ//♡』

僕の声が外に漏れないようにする為か、抵抗させない為か。おんりーはキスで僕の口を塞ぎながら、僕のズボンを手際よく脱がした。

【ぷはっ…もう濡れてる、そんなに耳感じるんだ?♡】

『はぁはぁ…♡』

【疲れちゃった?でもここからが本番だよニコッ】

僕はおんりーにされるがまま、壁に寄りかかりながらおんりーに背中を向けるような体勢になった。

ただ、それ以前にこの時の事は記憶が曖昧であまり覚えとらんけど、一つだけ覚えてるのは、おんりーの事以外考えられなくなっていた事や。

『…?♡』

【完全に堕ちてる…僕の可愛いおらふくん♥】

ズチュンッ!!♡

『お”ッ//♡』

頭、チカチカする。おかしくなりそうや。でも、嫌ではない。むしろ気持ちいい。

パンパンッ♡パンパンッ♡

『あっ///♡きもちぃ////♡もっとぉ////♡』

【あれっ壊れちゃった?♥おらふくんのえっちぃ♥】

ここら辺で僕の記憶は途切れた。

目が覚めればそこは家で、目の前にはおんりーが座っていた。

【おはよう、ちょっと無理させすぎちゃったね💦】

『えっ?………カァッ!!////』

一瞬なんの事か分からなかった僕は、思い出した瞬間、顔が燃えそうなほど熱くなった。

【これからよろしくね、おらふくんニコッ】




リクエストあれば続き書くかもしれません……

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