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※♡喘ぎ / 濁点喘ぎ
ウェン君は優しい。
誰にでも優しくて、笑顔がいっぱいで、本当に素敵な人だ。
だから、たまに俺は辛くなる。
佐 伯「えへへ~!マナ君大好き~!!」
緋 八「なんやテツ~!今日は甘えたの日か~?」
Oriensで揃って馬鹿騒ぎ。
その中で俺はマナ君に愛の言葉を捧げ続けた。
だって大好きだしね!
あとは…ウェン君が少しでも妬いてくれたらいいな、なんて思って。
マナ君もそれを知っているから俺を止めたりはしない。
むしろ協力するとさえ言ってくれた。
なので有難くマナ君に協力してもらっているわけ!
……なんだけど、肝心のウェン君はそんな俺たちを見ていつもケラケラ笑っている。
ハイボールを飲みながら。
佐 伯「………マナ君」
緋 八「…あー、なんや?」
佐 伯「俺ってそんなに独占したくなるような魅力、無いかなぁ…」
緋 八「え、いや。絶対そんなことは…」
絶対そうじゃん!!
お開きの時間がやってきて、俺はウェン君の手伝いをすると挙手をした。
結果、今は二人きりでお片付けをしている。
慣れた手つきで食器を洗っていくウェン君を見ながらテーブルを綺麗に拭いていく。
やっぱり格好良いなぁ…。
ウェン君と恋仲になれたの本当に奇跡じゃない?
俺を受け入れてくれただけでも嬉しいのに、妬いてほしいなんて欲張りすぎたんだろうか。
あーあ!
赤 城「テツ~」
佐 伯「ん?なぁに?」
赤 城「今日、マナとめちゃくちゃ楽しそうにしてたね~」
佐 伯「え!うん!!マナ君と俺は相思相愛だからね!」
赤 城「へぇ、そうなんだ~いいねぇ~」
突然ウェン君から声をかけらえて見ていたのがバレたかと慌ててしまう。
でも、次の言葉を聞いてすっと気分は落ち着いてしまった。
確かに楽しくやってた、し…相思相愛だと思ってもいるけど……そっか、ウェン君はやっぱり妬かない人なんだ。
佐 伯「ウェン君って本当に良い人だよね」
赤 城「どうして?」
佐 伯「だってさ、俺があんなことしても妬いたりしないでしょ」
赤 城「どういうこと?」
佐 伯「誰といっぱい仲良くしても、距離が近くても、いつも笑って見守ってくれてるでしょ」
赤 城「まぁ、そうだね」
そうだね、か。
やっぱり少しも気にされてなかったのかもしれない。
どんだけ心広いんだよ、ウェン君!
でもそんな君が俺は大好きだ!
佐 伯「俺はね、結構妬いちゃうんだよね~」
赤 城「へぇ?」
佐 伯「ウェン君とロウ君が楽しそうに話してるの、嬉しいけど妬いちゃう。駄目だよね」
赤 城「駄目ではないっしょ~?それに妬かれるって普通に嬉しいよ~?」
佐 伯「えっ!本当?良かった~!そこの二人が仲が良いってのは皆知ってることだから妬くのは駄目なことだって反省してたんだよね~!でも妬いてもらえるのが嬉しいってのは俺も同意だね!やっぱり愛を感じると言いますか!こう、特別な感じがあって優越感?ってのがね!」
ぬっと、テーブルを拭いていた俺に影が落ちる。
振り向けば、そこには真顔のウェン君が立っていた。
佐 伯「……ウェン君?」
赤 城「テツも妬かれたら嬉しい方なんだ?」
佐 伯「…ま、まぁ…他の人に危害がいかないレベルなら?」
赤 城「ふーん…」
あ、あれ?俺、なんか地雷踏んだかな?
いや、でもさっきの会話で地雷になるようなところってないよね?
赤 城「おいで」
佐 伯「うお゛おぉおお!!?」
ウェン君が突然、俺を横抱きにして歩き出す。
掃除を途中で放り出すなんてウェン君らしくな…あ、いや、終わってますね!
俺が意味なくテーブルを磨き続けていただけですねコレ!!
優しくソファに座らされて、俺の前にウェン君が屈む。
そして下から見上げてきたかと思えば俺の顔を両手で柔らかく挟んだ。
赤 城「甘えたのテツは僕に向けるべきじゃない?」
佐 伯「…へ?」
真剣な表情のウェン君から出た言葉はそんなものだった。
赤 城「テツさ、僕のこと妬かせようとしてたでしょ?」
佐 伯「え゛っ!?な、何を仰いますか!?」
赤 城「いいよ、全部分かってるから。っていうか分かりやすすぎだし、あからさますぎね」
佐 伯「う…」
それは…ウェン君の中で大層、佐伯イッテツという男が嫌な男に映ったことだろう。
しゅん…と音が出るくらいのレベルで落ち込む。
佐 伯「…し、だよね」
赤 城「ん、何?」
佐 伯「これ、別れ話ってやつ、だよね」
赤 城「は?」
そりゃそうだ。
ウェン君からすれば嫌なことを、しかも俺の意志でずっと続けられていたんだから。
嫌われてしまうのは仕方ないし、捨てられるのも仕方ない。
いや、ウェン君は捨てたりはしない!
もっと別の、そうだな…手を放す、みたいな言い方の方が正しいね!
嫌な言い方してごめんなさいウェン君のリスナーの皆さん!!
あなたたちのウェン君は素敵な男です!
佐 伯「俺が最低なことしちゃったから嫌になったんだよね。そりゃ当然のことだと思うし、ウェン君の判断は何も間違ってはないよ」
妬いてほしかっただけ。
これが原因で全てに終止符が打たれてしまうなんて思わなかった。
きっとこれからも仲間としては俺に笑顔を向けてくれるだろうけど、でも、確実に何かは変わってしまうだろう。
いや、自業自得だ。
佐 伯「アジトから出たら俺たちは仲間に戻る。それで…」
赤 城「一旦黙らせるよ」
唇を、ウェン君のそれで塞がれる。
口内に舌がぬるりと侵入してきて、上顎を撫でられたかと思えば、俺の舌に絡みついてくる。
佐 伯「ん゛っ、はっ……あっ、ウェンく…んっ、…」
赤 城「ふふ、顔真っ赤…涎も溢れちゃって、テツはなかなか慣れないね~」
佐 伯「な、慣れないよ…!………好きな人に、こういうのされたら…心臓、おかしくなっちゃうもん」
口の端から零れる唾液を指で拭い取ってくれるウェン君。
赤 城「別れ話ではないよ」
佐 伯「え?」
赤 城「僕、テツのこと手放せないもん。誰にもあげないし、僕から逃げることも許さない」
佐 伯「…ウェン君?」
赤 城「僕を妬かせようと頑張るテツは可愛かったけど、見てて気持ち良いものではないし、でも妬いて妬いて妬きまくってる姿を見せるのは悔しいしさ~」
拗ねたような顔と声でそんなことを言うウェン君が可愛い。
というか、妬いてくれてたんだ。
赤 城「僕が妬くって分かったんだから、今後はちゃんと僕に甘えること。分かった?」
佐 伯「……はい」
赤 城「よし、じゃあ後はお仕置きして終わりにしてあげよう」
………お仕置き?
パンパンと肉と肉のぶつかり合う激しい音が部屋に響く。
ここはアジト…ではなく、
佐 伯「お゛っ♡イ゛っ、ぐ…またイ゛ぐぅっ!!♡♡許し、許しれ゛ウェンぐんっ!!♡♡♡」
ラブホだ。
さすがにアジトでは駄目だしさ~という理由で強制的に連れて来られた。
今は寝バックの体勢で後ろから激しく犯されている。
佐 伯「ん゛お゛ぉっ!♡♡ら゛めっ、そこら゛メッ、おかしくッな゛っ…あ゛ぁあっ!!♡♡まだイ゛ぐぅっ!!!~~~ッッ、~ッッ!!!♡♡」
赤 城「おかしくなっちゃおうね~♡」
佐 伯「はひッ、あ゛ッ…♡狂っちゃ、あ゛アァッ!!♡ごめ、なざっ…悪いことしれ゛ごめんなざイィッ!!♡♡」
赤 城「ちゃんと謝れていい子だねテツ~♡」
酷い顔をしていることは分かってる。
きっと、所謂、アヘ顔みたいなことになってるんだ。
口も開きっぱなしで、涎もだらだら零して、舌がだらしなく出たままで、何かがいるわけでもないのに焦点が上を向く。
枕をぎゅうっと抱き締めながら、与えられる激しい快楽に身体を痙攣させる。
赤 城「そろそろ顔見たいな~」
そう言われた直後、身体を反転させられて仰向けにされる。
そのまま種付けするような体勢にされて、上から何度も激しく抜き挿しされる。
佐 伯「お゛ッ!♡あ゛ッ、ぁッ、♡ん゛おっ♡♡お゛ぐっ♡♡」
首を後ろに反らして、声にならない声をあげて悶える。
そんな俺の頭をがしっと掴んで、ウェン君が前へと戻した。
後頭部に手を添えて、後ろに反らさないように固定される。
赤 城「顔見たいって言ったっしょ~?」
佐 伯「~~~ッッ!!♡♡お゛っ♡イ゛っぐ♡♡~~ッッ、お゛ッ♡♡お゛おぉっ♡♡」
赤 城「あはは。顔ぐっちゃぐちゃじゃん、テツ♡」
涙も、鼻水も、涎も垂れ流し。
舌はやっぱり出たままで、焦点は合わないまま。
ウェン君の興奮した声だけが耳にしっかりと届く。
佐 伯「ウェん゛ぐっ、ん♡好きっ、ら゛い好きィッ♡♡しゅき、すっ、お゛っ♡♡好きぃ゛っ♡♡♡♡」
赤 城「うん、僕もだぁい好き♡これからも僕だけのテツでいてね♡」
そう言って、しっかりと種付けされる。
俺はがくがくと激しく身体を痙攣させながらも、ウェン君に抱き締められる幸せを一杯に感じていた。
宇佐美「アホすぎんだろ」
佐 伯「……」
俺は今、リト君の前で正座をさせられている。
いや、正座はさせられてないんだ俺が自分でやっているだけだ。
宇佐美「まぁでも、これでお前も懲りただろうし俺もヒヤヒヤしなくて済むわけだ」
佐 伯「…ヒヤヒヤ?」
宇佐美「ウェンの冷えた目に気付いてなかったのテツだけだよっつってんの。マナのこと巻き込みやがって」
佐 伯「えっ、そうなの!?」
鈍感主人公やってんじゃないんだよ、俺!!
………でも、嫉妬丸出しのウェン君…格好良かったなぁ。
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