テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
このお話は名前を番号で表します。
ナムギュ=124
のような感じです。
ナムギュのお姉さんが主人公です。
ナムギュのお姉さん=174
です。
仕様メーカー様 くろまとメーカー様
名前 ペク・ラナ
番号 174
詳細 内気で弱気な性格。ナムギュに従って行動している。本当は弟思いの優しい姉。
174 …
124 …おい
124 おかえりくらい言ったら?
174 ごめんね。おかえりなさい
124 …まぁいい
124 俺。数日飯いらねぇから
174 え?
124 はぁ〜…
124 俺誰の為に金稼いでると思ってんだ?
124 何でクソみたいな親父のギャンブル金を俺が払わなきゃいけねぇんだよ!
174 ごめんね。姉さんのせいで…
124 姉貴と暮らしてるより!クラブにいた方が100倍マシだよ!
174 …ッ
124 …じゃあな
ガチャン
ナムギュはそう言い捨て、家から出ていった。
私達は小さい頃に母を亡くし、それからは父が育ててくれた。でも、その父もおかしくなった
酒に溺れ、ギャンブルをしては暴言を吐く。
まるで、私達を馬のように扱っている。
数年後、父はアルコール中毒を起こし亡くなった。自然と、涙は出なかった。
それから、父の残した借金を私達が返さねばならなくなった。ナムギュと私。半分こして。
小さい時から何でも半分こして分け合った。お菓子も、ご飯も。だから借金も。
でも私は頼れない姉何だ。1人じゃ何も出来ない。まるで赤子の様に。弟にずっとくっついてるひっつき虫だ。
そんな生活に、ナムギュは疲れたんだろうな。
だから毎日謝るの。頼りなくてごめんねって。
無理させてごめんって。
174 散歩でも行こうかな…
散歩は毎日の日課だった。ナムギュが居なくても、唯一できることだった。
174 ッ…寒い
季節は冬。しかも夜だ。尚更寒い。私の今の心は砕けた氷のようにボロボロ何だろうな。
174 …
少し散歩をしたら疲れてきた。ここで仮眠でも取ろうか。でもこんな寒さの中で寝たら凍死する。あぁ…でもいいんだ。役立たずの姉は死ぬべきなんだ。私が瞼を閉じようとしたその時。
スカウトマン …お嬢さん。ここで何をされているのですか?
174 …散歩です。疲れたので仮眠を取ろうと…
スカウトマン ここで寝てしまえば、凍死です。その覚悟の上で目をつぶろうとしましたか?
174 …えぇ
スカウトマン こちらを。お受け取りください
174 何ですかこれ…
スカウトマン 残り僅かです。
スカウトマン あぁ。伝え忘れていました。
スカウトマン 貴方に似た男性もこれを受け取りましたよ。
174 …ぇッそれって!
スカウトマン ニコッ
静かに微笑む貴方の顔は何だか不気味だった。
174 …ナムギュ
174 …行かなきゃ
ナムギュがもし、これを受け取ったのなら。
今度こそは姉さんが助ける。役に立つからね。
姉さんが死んでも貴方には笑顔でいて欲しいから。
コメント
9件
やっべぇ好きだわ
ラムネちゃーん😭😭😭😭会いたかったよー(´;ω;`) 話の作り方めちゃくちゃ上手い…、
わーすごいいいです! お姉ちゃんがナムギュを大事にしてるところとかも好き!