『一章 失われた物語』
学級裁判が閉廷した。だけど俺は終わった気がしなかった
まるで殺人が起きてから裁判までが数分に感じるように短かった
山「…」
荒「本当に、まりもがやったのか…」
三「本当に残念ねー。こんな早くに殺人が起こるなんて」
飯「でもどうして…」
山「私は学校捜査の日の夜、少し気になることがあって食堂へ行ったんだ」
山「そしたらそこで見たんだ、包丁を持って心を襲おうとしているかりんを見たんだ」
山「それで…咄嗟に、かりんを殺しちまったんだ」
円「事故だった、ということですわね」
山「自殺に見せかけるためにかりんを吊るした」
雷「…そんなん、事故じゃないか」
チ「これは無罪にできないのでしょうか?」
モノクマ「むりだよー、人殺しは人殺しでしょ?意識を失うぐらいにすればよかったのに」
山「…そうだな」
飯「…そんなぁ、酷すぎるよ」
モノクマ「はいはい、いつも通りお楽しみのオシオキの時間でーす!」
星「うそ…!オシオキやるの!?」
雷「嘘だろ…!」
山「みんな、これからモノクマが色々なものを出してくるだろうけど」
山「絶対負けんなよ…!モノクマなんかに!私もぜってぇ負けねぇから」
山猫さんは強気な顔をしていたが、手は震え、汗が出ている
怖いんだ。今まで沢山のひどいオシオキを見てきたから
モノクマ「では!レッツオシオキターイム!」
ヤマネコサンガクロニキマリマシタ。オシオキヲカイシシマス
『熱烈拳!熱き燃えるリング!』
鉄板で出来たリングの上
モノクマのようなロボットが続々と襲いかかる
全員倒し終えたところに、ラスボスのモノクマロボが
その時、モノクマの拳により潰され。終わりのゴングがなり響く
オシオキ終了
雷「もう、終わったのか…?」
飯「山猫さんが…、ぺっちゃんこに…!?」
その瞬間飯田橋さんは倒れてしまった
星「大丈夫?!飯田橋くん!」
チ「1日で起きた出来事の数の多さによる疲弊や脳の疲れのせいですね」
舞「そ、そりゃあそうだよ、こんなことが起こったんだし」
藤「1日に2人も死んでるしね」
星「こんなことが、ずっと続くの…?」
雷「…」
皆は黙ったまま、ずっと立ち尽くしていた