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生地も色も似ているのでわからないのかもしれないが、それはオムツカバーなのでやはり普通のズボンとは違う。サイドの1番外側は素足が出ているのでほかのズボンとは違って見える。
テープ式の紙オムツをあてられさらにオムツカバーを2重にあてられた下腹部は小さな赤ちゃんのソレと全く変わらずモコモコになっているのだった。
ご飯はどうする?と先生。
お腹は空いている。
テレビドラマのようにタイミングよく鳴るお腹
グー…
お腹すいたよねと言いながら笑みを浮かべる先生。
体操服の上着を着ていないことに気づいた2人。
中学の体操服の上着を着せてもらい丸見えだったオムツカバーを隠す。
オムツによって大きくなったお尻。
おもらしを吸収するために厚くなっている股部分。
体操服のいちばん小さいサイズは股の膨らみは隠してくれなかった。
ゆっくりと歩き保健室から廊下に出る。
ヨチヨチとお尻を振りながら歩く後ろ姿はオムツが卒業できていない赤ちゃんと瓜二つだった。
教室に着くまでに数人の生徒にすれ違ったもののあおいの変化に気づくものはいなかったが内心はドキドキなあおい…
教室の前。
入口のドアは閉まっている。
ドアのガラス部分から中を確認できるがあおいの身長では見ることの出来ない高さだ。
ガラガラ🚪
ドアを開ける。
それまで騒がしかった教室なのに突然静まり返る。
ドアの方を見る。
もちろんあおいがいて全員と目が合ってしまう。
数秒後、何事も無かったかのようにザワザワしだす教室。
あおいも自分の席にゆっくりと足を進める。
誰かが運んでくれた給食が机の上に置いてある。
少食なあおいはいつも少なくしてもらっていてこの日も他のクラスメイトよりもだいぶと少なくなっていた。
それでも人より食べるのが遅いので食べ終わる頃にはまわりが片付け終わったあとで、あおいが片ずけるまで終えるとそれは次の授業の開始時間に近い合図だった。