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給食を食べ始める。
口に運んだおかずを服にこぼしてしまうのはいつものことだ。
周りが食べ終わったもまだ終わらないあおい。
片付け終わってもまだ半分以上残っているあおい。
いつも1番遅いので気にしていないが周りと一緒に遊びたい気持ちと早く食べ終わりたい気持ちが交錯している。
数分後ようやく食べ終わり食器類を返し全ての片付けを終えようとした頃
キーンコーン
授業開始10分前の合図だ。
準備をして視聴覚室に向かう生徒たち。
あおいも急いで準備をしようとするものの急いでいると手につかず持っていたものを落としたりしてしまう。
急いで慌てると尿意を及ぼすあおいの体。
当たり前のように少しチビってしまう。
それは自宅でも同じで母親に急ぐように急かされるといつもオムツを濡らしてしまっている。
家にいるときなら母親が気づいてくれるが今は学校なのでそんなことに気づく人もいないし、気づかれても困る。
教室を飛び出し最後の一人であったあおいも視聴覚室に向かう。
早く行かなきゃ!
気持ちが焦りさらに濡れていくオムツ。
階段の上を見ても誰もいなくてあおいが遅れていることがわかる。
3階の廊下についても誰の姿も見えない。
みんな部屋に着いているようだった。
急ごうと脚を早めた頃、
ちょっと!!
と、呼ぶ声が聞こえた。
振り返ると体育の先生で
(オムツ替えてもらった?)
(おしっこは?)
と言いながらあおいの股をポンポンと触る。
バレる!
と思い両手で前を抑えようとするも
(まだ大丈夫そうね、おもらししたらちゃんと言うのよ!おもらしする前に言ってくれないと困るんだけどw)
2人で部屋に向かって歩く。
オムツが湿って歩きにくく感じるがそんなことは言っていられないので歩みを進めていく。