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皆様、初めまして。この作品のナレーターと申します。普段なら主人公目線で書く小説……何せこの物語の主人公は無口であまり喋らないのでナレーターが状況説明等の地の文を書こうと思います。ではまず世界観の説明から……
この世界は動物、獣人、人間の3種類の生物が居ます。動物は皆様がご存知の通り、犬や猫のような生き物です。獣人は動物の姿にも人間の姿にもなれる…不思議な生き物です。この物語では狼、狐、猫、犬、ハムスター、兎、蛇の7人の獣人が出てきます。人間は…説明入らないと思いますが皆様のような生き物ですね。
おや……早速主人公が出てきましたよ?
この物語の主人公、夜凪蛇月はボーッと夜空を見上げていた。
「………」
無表情のまま、つまらなさそうに。すると少し先の方から足音が聞こえてきた。
「………は?」
間抜けな声が聞こえてきた。蛇月がそちらを見るとオレンジ髪を1つに結った長身の男性が驚いた顔で立っていた。
「…君、なんでここにおるん?」
驚いた顔のままその男性は蛇月に問いかけた。
「……迷子になっちゃって」
無表情のまま蛇月はそう答えた。感情が上手く読めない。
「迷子って……お家の方向もわからんの?」
しゃがんで目線を合わせたかと思えば心配そうに眉を下げてまたもやそう問いかける。
「わからない……気づいたらここにいたから」
首を小さく横に振りながら答える。嘘では無い。実際蛇月は散歩に行こうとボーッとしたまま道を歩いていたらここに辿り着いたのだから。するとまたもや少し先の方から足音が聞こえてきた。今度は複数だ。
「狐珀〜!」
手をブンブンと振りながら走って茶髪の男性が走ってくる。その後ろを黒髪の男性、金髪の青年、白髪の青年が着いてきた。
すると狐珀と呼ばれた男性は驚いたようにまた目を丸くした。
「なんでお前ら来たん?」
「なんでって……遅いから狼牙が見に行って来いって」
不満気な顔で黒髪の男性が答えた。すると狐珀は満更でもなさそうな困ったような顔で笑った。
「心配症やなぁ狼牙は」
「……ねぇ狐珀、その子は?」
茶髪の男性の後ろから金髪の青年がひょこっと顔を出してそう聞いた。
「ああ…迷子なんやって、家の方向もわからんって」
狐珀は蛇月の方を見てそう言う。かくいう蛇月はというと感情が読めない無表情のまま5人を見ている。
「迷子かぁ……なんか不思議な雰囲気を持つ子だね」
そう口を開いたのは白髪の青年。穏やかな、それでも心配そうな顔だった。
「家で面倒見ちゃダメかな?」
そう言い空気を変えたのは茶髪の男性だ。
「は?」
「おお、確かにそれええな」
黒髪の男性は小さく眉間に皺を寄せ狐珀はその手があったかと言いたげに目を丸くした。
「確かに…でも狼牙にはなんて言う?」
心配そうに白髪の青年がそう聞いた。
「まあ、狼牙も全く心がない訳じゃないし…少しなら認めてくれるんじゃないかな」
苦笑いをして金髪の青年がそう答える。
「じゃあ決まり!僕の名前は神谷犬飼!よろしくね!君の名前は?」
膝に手を付き少ししゃがんで蛇月を見下ろす。
「…………夜凪蛇月」
「蛇月言うんか〜俺は白石狐珀、よろしゅうな」
ひらひらと軽く手を振りながらそう挨拶をする。
「桜庭兎月…よろしくね」
「灰原鼠弥!よろしくね」
兎月と鼠弥がそう挨拶したあとボソッと黒髪の男性が口を開いた。
「……月城猫宮」
それだけ言うと踵を返し歩き出しす。
「ごめんなぁ、あいつツンデレやから」
「違ぇよ」
狐珀がイジリをするとすぐさま否定の言葉が飛んでくる。
「じゃあ行こか、立てる?」
狐珀が苦笑いをしたあと手を差し出した。
その手を取り、蛇月は立ち上がって5人と一緒に歩き出した。
コメント
1件
うわあ新キャラどんどん出てきた〜!!🐺🦊🐱 ナレーターさんが主人公の代わりに地の文書くって設定、めっちゃ新鮮で面白いね! 無表情な蛇月ちゃんと、優しい狐珀さんのギャップがたまらん😭💕 猫宮くんのツンデレ感も「は?」って最高だし、最後に手を差し伸べるシーンでキュンときたよ… 続きどうなるの!?この7人+蛇月ちゃんの共同生活、めっちゃ気になる⋆♡
こよい
63
紅
449
羽海汐遠
13,153