テラーノベル
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お昼の時間までずっとベットで過ごしていたが、だいぶ楽になってきた。
37.3度だったので、親に連絡を入れているみたいだけど、ちょうど今日は忙しいみたいで、
急いで抜けてきます!
と言っているらしいけどもうちょっと時間がかかりそうだ。
そしてちらっと横を見ると私の方をずっと見ている紫頭。
私が呼び止めてしまったんだけど、もうこんなにずっと見られるのは緊張するしいろいろとやばい。
『…ぁ、ぇ、えっと…。』
『私、もう大丈夫なので授業に戻っていただいても、、、?』
声ををかけて授業に戻ってもらうことをいってみる。
剣「…でも、ーーさんに”いかないで”なんて言われちゃいましたし…。」
少しからかった声が聞こえ、隣をじろっと見る。
剣「んふふ…笑
まぁ、冗談はさておき、そろそろ僕も授業行きますね。」
『うん、 あり、がと。』
やっぱりいつもはすんなり言えるのにこの人にいうのは少しためらってしまう。
感謝するのなんてこんな難しいことじゃないはずなのに。
剣「なにその慣れてない感謝、笑」
「…また何かあったら何でも頼ってくださいね。」
『…いやです…。』
剣「そこは、はい、っていうところですよね??」
『迷惑かけないように、頑張ります、』
目の前の剣持さんに小さくぐっとガッツポーズをして気合を見せる。
剣「僕にだけなら迷惑かけたっていいのに!」
『…、なに、それ、笑』
『思わせぶりしすぎですよ、剣持さんは。』
剣「まだ思わせぶりだと思ってるならもっと頑張らないといけないですね。」
『…ぇ』
剣「じゃあお大事にしてください。」
爆弾発言をしていったあの男はドアの方へ歩いて私に挨拶をして帰っていった。
『…。』
コメント
6件
これを見た瞬間喉から驚くほど綺麗なビブラートが出ました ありがとうございます
良…😌😇💕
/ 最高すぎます