テラーノベル
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⚠️ 前回のをみてくr((殴
🇬🇧:…(暗
🇫🇷:…
イギリスがずっとあの調子。
そんな時間が経ってない写真をただ見つめるばかり。
僕はそんなイギリスに駆け寄り、話しかける。
🇫🇷:ねぇ、イギリス。
🇬🇧:……
イギリスは黙ったままだったが、僕は構わず話しかける。
🇫🇷:……何かあるんでしょ?話して見なよ。僕はイギリスの恋人なんだから、痛みを分かち合えるよ?
そう言う僕に観念したのか、イギリスは小さな口を開けて話し出す。
🇬🇧:……私のせいなんですよ、
🇫🇷:……
しんみりした様子でイギリスは話し出す。
🇬🇧:私ね、小さい頃はあの子たちに酷いことばかりしてきてたんです。
🇬🇧:暴力、暴言、お仕置、……虐待、
心なしか、イギリスの手が小刻みに震えている
🇬🇧:……それが普通じゃないと知った頃は驚きましたけどね。
唇も、震えている。
🇬🇧:……それでも、私があの子達にしてきたことは変わりません。
薄紫色の宝石の様なイギリスの目に涙が浮かぶ。
🇬🇧:全部、全部、私がーーー。ッ……(キュッ…
イギリスがキュッ、と膝にかけてるブランケットを握りしめる。
🇬🇧:私が……っ!!!私がッ、(ポロポロ……
🇬🇧:私さえいなければあの子たちもきっと……!!
🇬🇧:……
一息ついて、ふぅ、とイギリスがため息をつき、天井を見上げる。
🇬🇧:……きっと、幸せに、真っ直ぐに育ったんでしょうね。(ニコッ
🇫🇷:……
イギリスは半分諦めたような目でこちらを見てくる。
少し気まずい沈黙が流れる。
🇬🇧:……幻滅してしまいましたよね。
しゅん、と縮こまったイギリスを見ると、胸がきゅっとなった。
イギリスのことが大好きな僕は、そんなことで幻滅しない。
🇫🇷:……ッ、そんなことない。
僕はぎゅ、とイギリスを包み込む
🇫🇷:……普通って思ってたんでしょ?
🇫🇷:昔から君のことは見ていた。
🇬🇧:っ……
🇫🇷:もちろん、怪我してることや体調不良も、気づいていた。
🇬🇧:……
自分の頬に生暖かい液体が這う。
🇫🇷:……気づいてたのに、一番辛い時に一緒にいてあげれなくてごめんね……ッ(ギュ……
🇬🇧:……(ポロポロ……
🇬🇧:……っ……(泣)泣かないでくださいよ、こっちまで泣けてくるじゃないですか……ッ!
イギリスは少し元気になったのか、いつもどうりのジョークを放つ。
🇫🇷:な、っ、人がせっかく素直になったって言うのに……っ!
そう言って僕はイギリスの頬をぷにぷにと触る。
🇬🇧:んぅ……っ……(むにむに……
🇫🇷:……ほら!イギリスには笑顔が似合う!この話は忘れること!いいね!
イギリスは一瞬下を向き、何かを考えていたが、すぐに前を向く。
🇬🇧:……そうですね。(ヘニャッ
……ほーんと、イギリスって可愛いんだから。
僕、“今は”許してあげる。
ピーンポーン……
🇬🇧:……?宅配便でも頼みましたかね……?
僕は少しモヤっとした。
……僕の家のインターホンがなるのは滅多にない
🇫🇷:……僕が行ってくr
🇬🇧:ま、待って……(ぎゅ…
イギリスは僕の手首をつかみながら上目遣いになる
🇬🇧:…1人にしないでください…ッ(ウルウル…
僕は可愛いイギリスに理性ブチ切れそうになったが、ここで襲うと客人を待たせるし、何よりイギリスが可哀想だからやめておいた。
🇫🇷:ん、、じゃ一緒に行こっか。
🇬🇧:うん……✨
ガチャ…🚪
🇫🇷:はーい、
🇯🇵:ご無沙汰してます。フランスさん。
わざわざしなくていいような挨拶を日本は完璧にする。
そんな 礼儀の良い日本は、会釈の角度さえ綺麗だった。
🇫🇷:って日本?どうしたの?僕に用?
🇯🇵:いえ、ちょっとイギリスさんに用があって来ました。
🇬🇧:私に……?(キョトンッ
自分が呼ばれると思ってなかったイギリスは、目をまん丸にしてそう答える。
🇯🇵:でも、用があるのは私じゃなくて、こちらの方なんですよね。
そう言ってサッとどけた日本の後ろにいたのはーー。
🇫🇷:帰れよ。
僕は無意識に言葉を発していた。
だって、、
🇺🇸:…お前に用はないんだが……
イギリスの元・誘拐犯だったからだ。
🇫🇷:イギリスに用があるってことはさぁ……
僕はアメリカの襟元をつかみ、近くへ寄せる
🇫🇷:まだ狙ってるってことだよね?
🇬🇧:ぇ、あ、…(困惑
🇺🇸:……だからお前には
🇫🇷:そもそも日本もなんでこいつを……っ!!!
🇯🇵:落ち着いてください、フランスさん。
アメリカに殴りかかろうとした僕を、日本が口だけで止める。
🇫🇷:っ、落ち着けるわけが……!!
🇯🇵:分かります、気持ちは。
でも、と日本は続ける
🇯🇵:イギリスさんに危害があるものを、わざわざ私が連れて来ないでしょう?
日本の言葉に、僕はうっ とうめく。
🇯🇵:…彼の言葉を聞いてあげてくださいよ。
🇺🇸:日本……っ
🇬🇧:……
アメリカは僕から視線を外し、イギリスの方へ歩いていく
🇺🇸:……、親父、
🇺🇸:ごめん……
🇫🇷:……!?
アメリカから発された言葉に、僕は驚きを隠せない。
🇺🇸:俺、親父から愛されてないって思ってて、
その言葉にぴくっとイギリスは反応する。
🇺🇸:俺ッ、思考がごちゃごちゃになっちゃって…っ…(涙目
🇺🇸:無理にでもこっちに向かせなきゃって思って……っポロポロ…(泣
🇯🇵:……
アメリカの頬にはいつしか大量の涙が流れていた
🇺🇸:それで……っッグスッ…あんな酷いこと…ッヒグッ…ポロポロ……(泣
🇬🇧:……ッ、
🇬🇧:謝らないといけないのはこちらの方ですッ…!!
イギリスが急に大きな声を出すので、アメリカはとてもびっくりしていた。
🇺🇸:え……っ…… ?(困惑
🇬🇧:……幼き貴方に、あんなこと…っ
🇬🇧:……愛の表現がッ、できなかった私がッ、悪いんです…っ!
イギリスは止まり止まりに話すも 、気持ちはちゃんとこもっていた。
🇬🇧:……私が行った事の天罰です、あなたのことは恨んでませんよ。(ギュ
そういうと、ギュッ、とイギリスは自分より背の高いアメリカを包む。
🇬🇧:ほんとに、ごめんなさい。父親失格です。
🇺🇸:ぁ……っ(泣)っ、、
🇬🇧:そして、
🇬🇧:…ずっと言えなかったことがあるんです。
そういうとイギリスは満面の笑みを浮かべてアメリカを見る
🇬🇧:心の底から、愛してますよっ!(ニコッ!
🇺🇸:……親父ッ…ポロポロ……俺も…っ!!
🇯🇵:……良かったですね。これでアメリカさんのこと、信じてくれます?
そう僕の方を見ながら言ってきた日本に、僕はこう返す。
🇫🇷:……ぁあ、まぁね。
そういいながら僕は親子二人を見て違和感を持つ
🇫🇷:……カナダは?
🇦🇺:ッ…
病院のベットに横たわってる僕の弟、何とか全治何ヶ月かで治るらしい。
でも、心の傷は癒えないはずだ。
あの時弟を守れなかった自分の無力さに、腹が立つ。
🇦🇺:くそっ…ッ、くっそッ!!!(バンッ!!!
僕は自分の太ももを強く叩く。
ひりひりしてとても痛いが、弟のことを考えると屁でもない。
🇦🇺:っ、!そういえばカナダ兄ちゃんのこと…
🇦🇺:父ちゃん達に連絡した方がいいよな…っ!!!
そう言って最近買ってもらったすまほという便利な電子機器を使い、なれない手つきで電話をかける
🇦🇺:プルルル、プルルルルル……)っ……早く…ッ!!
オーストラリアがイライラしながら待っていると、その数秒後にカチャ、と音を立て電話が繋がる。
🇬🇧:カチャッ『…アラ、オーストラリアから連絡とは久しぶりですね、要件はーー。』
🇦🇺:父ちゃん!!!大変なんだっ!!!!!
とても大きな声が出ているが、僕は焦っており構わず進める。
🇦🇺:今すぐ僕の指定するところへ来て!!!!ッ!
コメント
3件
やべぇ…すげぇ…おもろい……続きを楽しみにさせていただきます!
番外編もあるのが嬉しすぎて飛んだ((((⊂(´∀`o)⊃))))
いやあああああ親子って尊いですねえ 続きたのしみすぎます