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長いし読みにくいから暇な時に読もう
監察の為あんぱんを買い抱えて歩く山崎、(そういえば向こうに綺麗な池あったよな)とあまり整備されていない道を通りあんぱんをつまみながらそこへ向かう。池の近くまで到着すると気が緩んだのか小石に転けてしまう。手に持っていたあんぱんが池の中へ落ちてしまい池が汚れる!と急いで取り出すがそれは既に食べられぬ程に濡れており勿体ない事をした、と池の前で溜息をつきしゃがみこむ。ま、池にあんが入って汚れる前で良かったか…と池の方へ目線を向けると水面に反射する自分の後ろで万斉がフフッと笑う素振りをしている。驚き勢いよく振り返るがそこには誰も居ない。水面を再び確認するがやはりそこには万斉が居る。山崎は驚きながらも万斉の名を呼んでみる。すると万斉は驚いた顔をし暫く山崎を見つめる。しばらく硬直した後何か言うが山崎には聞こえない。その後水面に自分が映り見えている事に気付いたようで山崎の隣にしゃがみこみゆっくりと口を動かし何かを伝える。山崎は口の動きで彼の言葉を察する。万斉は自分の言葉が伝わった事を確認すると何処か寂しげに笑い瞬きの間に消えてしまった。山崎は涙で滲む池を眺めながら彼の言葉を噛み締め声にならぬ程の小さな声で一言万斉の言葉に返事をする。するとその言葉が万斉に届いたかのように微かな風が吹き地面に落ちていた葉が舞い上がる。目にゴミが入らぬ様に山崎はギュッと目を瞑り風が弱くなると目をゆっくりと開く。何だったんだと立ち上がり仕事へ戻ろうと足を引くと足に何かが当たる。不思議に思い足に当たった物を確認するとそこには万斉のサングラスと来た時には無かったはずの勿忘草が咲いていた。
やっぱ読みにけぇな!ごめんなさい!!