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今世は勉強を極めてみる

9 - 第9話 3人でお出かけ(後半)

♥

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2023年07月28日

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こんにちは♪ものものです!

投稿遅くなってしまってすみませんでしたっ!私事でちょっと色々ありまして…


今回は3人でお出かけ後半になります!でも、ほとんどデート後の話になるかなぁと思います。

今回は凛潔冴潔少なめかもです(ごめんなさい…)

あと、今回めっちゃ長いです!!約3,000文字です!

地雷さんは注意⚠️

では、どうぞ!!!














潔side

凛と話していたら、冴に(頬だけど)…///キ…キスされた…///

「へ…///なっ…何やって「クソ兄貴!!何やってんだよ!!」」

冴は凛に向かって何か口パクするとこっちを向いて言った。

「これでわかったか。鈍感」










「…んぅ…Oo。(。ρω-。)…はっ!!」

「おっ、起きたぞ。」

俺は冴に……

膝枕されていた………

「…んぇ!?な、なんで冴の膝にっ!」

「テメェが頭から煙出して倒れたから休憩所まで運んでやったんだよ。」

横から凛が不機嫌そうな顔で言った。

「えっ…あ///ごめん(⸝⸝⸝ฅωฅ⸝⸝⸝)」

「気にすんな。俺があんなことしたのが悪いんだからな。」

そっか、俺は冴に……

「ねぇ///なんで冴は俺にキ///キスしたの…///」

冴は一瞬目を見開いた後、ため息をはいた。

「なんでっておまえ…、はあ、もういいわ…」

「残念だったな笑クソ兄貴笑笑」

凛は凛でずっと笑いを抑えていた。

俺、なんか変なこと言ったか???



「そんなことより、潔。次どこか行きたいところあるか?」

「えっ!そっか。もうほとんど水族館回っちゃったもんね。どうしよう…」

「サッカーやればいいじゃねぇか。どうせ世一、あんまサッカーやってねぇだろ?」

冴は流石のサッカー馬鹿だな。まぁ、人のこと言えないけど…

「じゃあ、サッカーしよっk「おい、潔!お前サッカーできるのか!?」えっ、うん。あれ?凛に言ってなかったっけ?」

そういえば、言ってなかった気がする…σ(((;・ω・;;;)))ダラダラダラ

「早く言えよ!お前がサッカーできないと思ってあんまり言わなかったのに。」

「ごめん(>人<)じゃあ、俺がサッカーできるってこれから証明してやるよ。」

久しぶりのサッカーだ。冴と凛が喰いがいのあるやつだといいが。さぁ、どうだろうか。











凛side

潔がサッカーできるなんて知らなかった。まぁだが、所詮は高校生レベルだろ。俺の相手ではない。




公園に着くと、潔は言った。

「じゃあ、まずは冴と凛の2人でかかってこい」

はっ??何言ってんだコイツ。勝てるわけないだろ。

「おい潔、何言ってn「ああ、いいぞ。」おい!!クソ兄貴、何言ってんだよ!」

「安心しろ、愚弟。世一はそこらへんのヘボプレイヤーじゃねぇ。日本、いや、世界に通用するストライカーだ。」

は??言ってることが理解できない。なんでこんなフィジカルもテクニックもなさそうなのが、サッカーできるんだ?

「おい。おしゃべりはそこまででいいか?早くかかってこいよ。2人とも喰ってやる。」

潔の雰囲気が全然違う。

フッと目を見るとコーンフラワーの瞳がメラメラと燃えてギラギラと輝いていた。まるでこれから俺たちが本当に喰われてしまうのではないかという恐怖感に襲われる。兄貴も同じように思っていると思い、向いてみると


目を見開いて口角を上げていた。


ゾクゾクッ


潔が欲しい。潔は俺だけを見ていればいい。

そんな焦燥感に駆られながら、潔の方を向き直して言った。




「わかった。さっさと始めようぜ。」

俺の目もギラギラしている気がした。









Kick off!!!

俺はFWでクソ兄貴はMFだ。仲は全くよろしくないが、サッカーになると別。こんなんで本当に潔がまともに戦えるのか??

「おい、愚弟。考え事するな。すぐにとられるぞ。」

はっ??何言って…


ポンッ


「はい、取った。試合中に考え事なんて呑気でいいな。」

「は??」

俺の足元にはいつの間にかボールは消えていた

「クソッ!愚弟、早く行くぞ!」

は??なんで潔がいたんだ?さっきまでいたのに。

「クソッ」

俺はボールを取り返すために走った…が、

「……ダメだ。」

兄貴の声が聞こえた瞬間、潔が足を振って


バシュッ!



ゴールにボールが突き刺さっていた。










それから俺たちは、手も足も出なかった。潔のボールを取ろうとした瞬間、高速シザーズでかわされて、MFの兄貴でさえ潔の掌の上で踊らされていた。一回シュートを決めたが、その後すぐに自分たちと同じ方法でシュートを決められた。俺たちは馬鹿にされていたのだ…。











「ハァ、ハァハァ」

「ハァ…ゴホッ、ハァ」

俺たちは息も絶え絶えだというのに、潔は汗ひとつかいていなかった。


「こんだけか。まぁ、2人に期待した俺が悪かったが。弱ぇんだよ。よくこれで世界一を目指そうと思ったな。世界はそんな甘くねぇよ。」

その通りだと、初めて思った。こんな気持ちになったのは生まれて初めてだった。




相変わらず、潔の目はギラギラとしていた。だが、何かおかしいような…


「おい、世一。聞こえてるか。」

兄貴が急に話しかけ始めた。

聞こえてるだろ、普通。

「…あの時、こうしていたらブツブツ…でも、あの方が良かったか…ブツブツ。まだフィジカルが足りてない……ブツブツブツブツブツブツ」

なんだコイツは。何も聞こえてないのか。

ここでやっと俺は潔の異常に気づいた。





潔の目が何も写していない。まるで濁った海のように…






「…ッ!!潔!!聞こえてるか!おい!」

「世一!もう終わったぞ。早く戻れ。」

兄貴は力強く肩を叩いた。

すると、潔の目に少しずつ光が戻っていった。

「……、あ、おれ、もしかしてまた『おちて』た?」

兄貴はほっとした顔になると

「…そうだな。」

と潔を撫でながら言った。











冴side

世一はたまに試合後に『おちる』状態になる時があった。それは世一が自分のプレーを振り返っている状態なので、最初はそのままにさせていた。だが……







「…ブツブツブツブツブツブツブツブツ………」

ある日の試合後、世一がいつものように『おちて』いると急に喋るのをやめて体がぴたりと止まった。


「おい。大丈夫か?」


バタッッ


「は??世一?世一!!!」

世一は倒れてしまった。









曰く、世一の『おちて』いる状態はメタビジョンを常に使用している状態であり、長時間のメタビジョンの使用は非常に危険らしい。


「一応薬を出しておきますが、すぐに効くモノではありません。あと、この状態を何回も続けると最悪目が見えなくなってしまう可能性があります。よく見てあげてください。」

「分かりました。ありがとうございます。」







「( ु⁎ᴗ_ᴗ⁎)ु.。oOスゥスゥ…ムニャ…」

コイツは俺のモノだ。

だから絶対に


俺が守る。




















なんか不思議な展開になってしまいました。本当はサッカーでもっとキズナを深めて欲しかったんだけどな…。

多分、この話の影響でもう少しこのシリーズ、ながくなりました。すみませんm(。>__<。)m

次回は一旦暗い状況から元に戻したいと思います!甘々で!!

では、また次回!!( ´ ꒳ ` )ノ

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