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Xや、YouTubeを確認する、
「荒れてんなぁ…」
やはり、MVや曲が他のアーティストさんの曲に似てるって言うコメントが多い。
「じゃあどうするべき、?」
若「元貴、レコ」
「うぃー、」
若井と一緒にレコへ向かう、
若「なーんか、元貴隠してる?」
「何がだよ、隠してなぁい、隠し事はダメって言ったよ、!」
…してる、めっちゃしてる、ごめん若井と涼ちゃん。
若井の方に寄って肩でどつく。
若「痛ぁぁ!」
「ほら、早く!」
若「こっちのセリフ…」
部屋に行くと、涼ちゃんとサポートメンバーが楽器の準備をしていた
「お待たせぇー」
藤「遅いわ!」
「失礼ーこいつのせいね」
若「なんでぇ?!」
心配はさせたくない、だって大きい事になったら…
だから今日も明日もこのことを黙ってる。
歌唱中、めまいがする。
寝ていないからか、…寝れないもんな、
「っ…あ、ごめん、」
歌うペースがズレた。
滉「もっかいやろう!」
メンバーがいるからこそ、活動ができてる。
ソロの事もあるけど、ミセスが大好きだ。
「ごめん…ごめんなさい…」
謝るばかりで涼ちゃんに怒られる。
こうやって失敗した時はちゃんと謝らなきゃ、
藤「次ごめん言ったら口ガムテープで塞ぐ!」
サラッと言ってるけど怖いよ涼ちゃん。
みんなで演奏が終わったあと、1人づつ確認しながらレコーディングをする。
何回も歌い直す。歌う。
「できない…っ」
滉「休めー!!」
そう言われても、首を横に振る。
仕事を続けたい、仕事がなくなったら逆にストレスになっちゃう
「ぁ、声裏返っちゃった…」
そうだ、こんなこと言ってもマイクに音声が入ってるから
みんなには丸聞こえだ。
元気を出そう、
「もう1回お願いしまーす!」
数分後、成功した。
ワンフレーズだけだけどね、
ヘッドフォンを置いたら、携帯を持って部屋から出る。
次は若井の番、若井は横でレコーディングする。
ソファーに座る。
そして、落ち着いたら立つ、すると立ちくらみでソファーに座り込む
藤「大丈夫?」
「…っもちろん!」
藤「休みな、ほら、膝枕したげる…」
申し訳ないなと思いながらも、涼ちゃんの膝に頭を乗せる。
そのまま眠りに落ちてしまった。
―――
若井side
元貴が何か隠しているんじゃないかと、疑う。
最近元気だけど、何かおかしい、嘘をついていないのは、
本当なのかな、と、もっと心配になっちゃった。
―――
藤澤side
元貴が何かおかしい
今は膝の上に頭を乗せて寝ているけど、
明らかに顔色が悪い。最近寝てないみたいだし、
大丈夫かな、手伝えることがあったら手伝いたいな、
―――
大森side
目が覚めると、そこは僕の家の寝室。
若井か涼ちゃんが連れて帰ってきてくれたのかな。
若「あ、起きた?おはよ、」
「…若井、おはよ、」
若井が少し怒っているかのようにベットに腰かけて
こちらを見ていた。
若「…ちょっといい、?これなに?」
「それ…、は、…」
酒の入っている袋を持っていた。
この前、やけ飲みをした。
結構飲んで、その次の日には二日酔い。
「やけ…飲み、」
若「元貴の体に何かあったらどうすんの!」
結構大きい声を出されて体がびくっとする。
「ごめんなさい…」
若「…もうやけ飲みなんかしないでね、」
「うん、」
そんなに心配してくれてたんだ、
もう夜遅いし、帰ってもらうことにした。
「じゃあ…また、
今日はありがとね、」
若「うん、またね」
若井が帰ったあと、玄関のドアに背中をぴたっと当てて、
考え事をした。
何を考えたって?これからの活動だよ。
いっぱい若井にも涼ちゃんにも迷惑かけてそうだし、
でもそんな2人が大好きだし、愛してるし…
いっつも喋ってくれるけど、陰口とか言ってないかな。
知らぬ間に涙が頬を伝って玄関のタイルに零れていた。