~深夜~
私「皆…」
何処に行ったの…?
私「…」 (本当は何処に行ったのかは分かってる…)
死んだから…
~遡る事数時間前~
ベリアンを座り抱っこをしている状態です
私「ベリアン!嫌だ…逝かないで…」
べ「綾乃…様…貴方を一人にさせてしまい…申し訳…ありません…」
私「お願い…死なないで…」
べ「フフッ…綾乃様…泣かなくて… 宜しいのですから…だから…最後に一つ…」
私「うん…」
べ「最後に…笑ってください…私は貴方の笑顔が…好きですよ…」
私「私も…皆の笑顔…好き…」
べ「…ありがとう…ござい…ます…凄く… 素敵な…笑顔ですよ…」
私「私も…今のベリアンが…笑ってる… 笑顔…凄く好きだよ…だからね…ベリアン…」
べ「…」
私「私を…一人にしないで欲しかったな…また…皆の笑顔…見たいんだ…」
ねぇ…皆…約束してくれたよね… 絶対に…一人には…しないって…
~今~
私「…私一人だけ…寂しいな」
??「綾乃、大丈夫か?」
後ろから誰かに声をかけられる。
私「フィンレイ様…ですよね…」
フィ「…分かっていたが、 やはり元気が無くなってしましたな…」
私「はい…」
そうして涙がでてくる。
フィ「…私が隣に居るから落ち着くまでは泣いていていいぞ。」
[ポンッ]
そう言い私の隣に来て私の頭を撫でる。
私「その言葉も…今は…もう…皆からは… 聞けないのですね…フィンレイ様」
フィ「…」
私「フィンレイ様…」
フィ「どうした?」
私「今…凄く…孤独…を感じます…」
フィ「確か綾乃は…[孤独が嫌い]だと言っていたな。」
私「はい…一番感じたく無い感情を… 感じます…」
フィ「…」
[ギュッ]
私は突然後ろからフィンレイ様から 抱きしめられる
私「フィンレイ様…?」
フィ「今はこうさせてくれ…」
私「うぅ…皆…」
フィ「…」
~数分後~
フィ「落ち着いたか?」
私「はい…」
フィ「一回私の所へおいで。 一人は嫌なんだろう? 」
私「宜しいのですか…?」
フィ「綾乃が良ければだが…来るか? 」
私「…そうします」
~フィンレイ様の部屋~
私「…」
フィ「少しは和らいだか?」
私「何故かは分からないですが…ずっと…孤独を感じます… 皆が居ないからでしょうか…」
フィ「そうか…」
私「…あれ」(ポケットに何か入って…)
フィ「どうした?」
私「これは…」
フィ「写真か?」
私「…これ…凄く…懐かしいです…」
フィ「見せてくれるか?」
私「はい…」
フィ「皆笑顔で撮ってあるんだな…」
私「はい…桜が一番綺麗に咲いていた時に…皆でお花見をした後に…撮りました…」
フィ「綺麗だな…」
私「…私そろそろ帰ります」
フィ「なら私も一緒に行こう。」
私「ありがとうございます…」
コメント
2件
コメントありがとう ございます! 次の第二話は五月初めに 公開します!
まじか…大丈夫か?!フィンレン様!綾乃を慰めてくれ!