「ryoちゃん!!」
本当は自宅に帰るつもりだったが、事務所にfjswがいると夏彦が教えてくれたため、いつも自分達がいる部屋に、愛しい名を叫びながら乱暴にドアを開き、入る。
テーブルを挟んで向かい合うソファの片方にfjswは背を向け座っていて、丁度ペットボトルの水を飲んでいたらしく、キャップを閉めながらこちらの方を見た。
少し瞳孔の開いたfjswをwkiは見て、自然と頬が緩む。
乱暴に開いたドアはそのままに、足速にfjswの方へ向かい、その隣に腰掛けた。
「帰ろうとしたら夏彦さんがここにryoちゃんいるって聞いて…」
「昨日帰る時に来るって言ってたけど聞いてなかったの?」
fjswは目を瞬かせて驚く。
まさかこんなに嬉しい事を言っていたことに認識出来なかった自分を、心の中でwkiは責めた。
「ごめん…」
「もう!昨日様子おかしいって思ってたけどwki疲れすぎ!それに朝からmtkのとこ行ったんでしょ?……ちゃんと休憩しないと!」
wkiの様子がおかしかったのは仕事のことだとfjswは思っているようだが、勿論そうでは無い。
そして、自分の身の心配をしてくれるfjswにwkiは罪悪感を覚えた。
「ちょっと気になることがあって……」
そっと手を伸ばし、fjswの頬に添える。
「気になること?」
実際はちょっとどころではなく、何もかも後回しにする程だが。
そして頬を撫でると、擽ったいのか、fjswは目を細めて身をよじる。その仕草はあまりにも可愛く、笑顔が漏れると同時に、誰がこんなに可愛いfjswにイヤリングを送ったのかと、腸の奥からドロっした感情が湧き上がる。
頬を撫でながらwkiの手はfjswのアクセサリーが光る、耳朶へと移動した。
普段は触られない耳朶を触られているので、fjswの肩が小刻みに震えた。
「wki!擽ったいって…!」
「ryoちゃん…」
「ん?」
4話で中間地点と言っておきながら全然終わらない:( ;´꒳`;)
そんで久しぶりに地元帰ったら凄い沢山地震きた(;°Д°)
皆さん気をつけてくださいね
コメント
8件
昨日5回くらい来てたよね……大丈夫?
きゃぁぁぁぁぁ 想像しただけでryoちゃん可愛すぎる…… 地震っ!?主さんが無事でよかったぁ