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朝日が窓から差し込む
―朝が来た―光が差し込んだ―
当然のことだが何だか今日は大切な事に感じられた
社員寮で寝ていた私の体を起こす
何時もは何も思わない行動に何故か特別感を感じる
だが気づけばそんな事は気にしていなかった
「今日は入水せずに行って国木田君達を驚かせちゃおう!」
そんな軽い気持ちで大好きな自殺を一時的にやめた
「(自殺より国木田君の驚いた顔を選ぶなんて我ながら珍しいなぁ)」
矢張り今日は何かが可笑しい気がする
「(ま、偶にはこう云うのもいっか!)」
「行ってきま~す」
社員寮の扉を開け外に出る
其処には奇麗な晴天が見えたのだが――
「な~んか気が乗らないな~」
天気とは裏腹に私自身の気は曇っていた
「国木田君を驚かすんだから何れか気分何て変わってるだろう!」
気持ちを切り替え探偵社へと向かう
…まぁ向かうと云っても直ぐ近くでは或るが
だが私はその短時間でも思考を巡らせた
―――どうやったら敦君も驚かすことが出来るのかを
「今日は色んな人に構って貰おう!」
そう意気込んで悪知恵を働かせた
その内探偵社に着いた
「何かなぁ、、」
今日は良く違和感を覚える
「(取り敢えず作戦を決行しよう)」
決行すると云っても只出社するだけなんだが、
探偵社の扉に付いた取っ手に手を掛ける
其の手を回し扉がガチャと鳴るのと同時に声が響いた―――
「グッドモーニング!」