“俺と、結婚してくれ!”
静まり返った公園で、俺は琴音にそう告げた。
いきなりの事で、琴音は驚いたのだろう。
言葉にならないみたいで、瞳には涙を溜めていた。
「……」
「……琴音」
もう一度、名前を呼ぶと
「……何よ……いきなり……びっくり、するじゃない」
涙を流しながらぽつりぽつりと言葉を口にする琴音。
「……ごめん……でも、今言わなきゃって、思って」
本当は、こんな風に勢いで言うつもりなんてなかった。
だけど、琴音に誤解されて別れる事になるのだけは避けたかった。
「勝手でごめん。きちんと説明しなくてごめん……。でも、本当に琴音が思ってるような事は何もないんだ。信じて欲しい。俺が好きなのは琴音だけなんだ。だから――」
俺が言いかけると、
「!」
琴音が左手を差し出して
「信じる……わたしの方こそ、ごめん。わたしも、旺汰の事、大好きだから……」
そう言って*************************
*************************
************************
********************
***************************
*****
**********
************************
コメント
1件