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番外編61『デビルズパレスでお泊まり会』前編
ゴロゴロ…ピシャーンッ!!バリーんッ!!
『え、今の音って…。』
『主様の部屋からです!』
夕方、食堂でおやつ食べていたら大きな音がした。
『あ、主様の部屋の窓ガラスが…!』
大きな気が突っ込んで来ていて部屋は大惨事になっていた。
『この雨だから仕方ないわね…。でも今日どうやって寝ようかしら…。』
『お姉ちゃんー!』
ぎゅっ!
『ゆ、百合菜…どうしたの?』
『雷怖いー!今日寝れないよー!』
『百合菜……よしよし。大丈夫よ。困ったわね…。』
『主様、今日お部屋は使えませんので代わりのお部屋をご用意します。そちらで今夜はお休み下さい。』
『えぇ。そうするわ。』
ピシャーンッ!!ゴロゴロ…!
『ひっ!』
百合菜は雷の音に怖がっている。
『よしよし…。』
百合菜の頭を撫でる。
廊下で困っていると別邸の5人が現れた。
『おや、皆さんどうしてここに…』
『あはは…ちょっとサウナに入って我慢対決してたんだ。そしたら戻れなくて…』
『我々は廊下で寝ますので構いませんよ。』
『そんな訳にはいかないわよ…風邪引いちゃうわ。』
『うーん…あ!そしたらみんなで食堂で寝ればいいんじゃないですか?』
テディがそう提案をする。
数時間後――
食堂に布団を敷いてみんなで寝ることになった。
『本当にいいんでしょうか……。いくら緊急時とはいえ…』
『ふふ、まぁまぁ、主様がいいと言ってくれたんだ。素直に甘えようよ。お酒も用意してくれたし。』
『はぁ、1杯だけだぞ、ルカス。』
『ハウレス、マッサージしてあげる。横になって。』
『あぁ。ありがとな。』
『ボスキさんじっとしててくださいっす。』
『ん。』
『あー!また負けたァ!』
『主様顔に出すぎなんですよ〜。』
『もう1回やりますか?』
『次は七並べしよ、七並べ!』
『主様達楽しそうだね。』
『あぁ。でも、あいつら分かってねぇな…
こういう時はあれをしねぇと。』
『あれ?』
俺はみんなの前に立つ。
『おいお前らさぁ。』
『なんです?ハナマルさん。』
『こういう時は枕投げだろうがー!』
枕が飛び交う。
『わっちょっとマルっち!?』
『落ち着いてください。なんですかいきなり…。』
ポフッ。
『え?』
『えへへ。』
百合菜様が私に枕を軽く投げた。
『ほらほら、主様だって楽しんでんだし一緒にやろうぜ?それかなにか賭けるか。枕投げで勝った人が主様の隣で寝れる。とか。』
ハナマルがそう口にした瞬間執事達の顔がギラついた。
『そういうことなら…負けられないね。』
『主様の隣で寝るのは俺だ。』
『あの、みんな落ち着いて…。』
『枕投げで勝った奴が主様の隣で寝れるってことにしよう。』
(あ、聞いてない。)
『私はお姉ちゃんの隣で寝るから私達を挟んで寝る両サイドを決めればいいってことか。』
『百合菜、解説してる場合じゃないんだけど…』
『まぁまぁ。いいじゃん。お泊まり会みたいで楽しいし。私はお姉ちゃんと隣で寝れて嬉しいし。』
『百合菜……。まぁ、百合菜が楽しいのなら…別にいいけど…。』
(主様は妹に甘いな。)
(それを理解してる上で枕投げを提案したんだよ。)
こうして、階ごとに分かれ、トーナメント戦で
枕投げ対決が始まった。勝った階の執事達が寝れることになった。
一回戦
3階執事VS地下執事
二回戦
2階執事VS1階執事
三回戦
別邸1階VS別邸2階
その後のトーナメントは各回戦で勝ったチームが勝ち上がる。
さぁ、主様の隣を賭けた枕投げ対決が今、始まる!
後編へ続く!
コメント
10件
え!なんか知ってる漫画に似てる?気がする、ハナマル面白すぎるね!
わあ、お泊まり会回!雷で窓ガラス割れちゃったのは災難だけど、みんなで食堂に集まって枕投げ大会になる流れ、すごく賑やかで楽しかったです🥺💕 特にハナマルさんの「主様の隣で寝る権利かけよう」が火種になって、あの執事達が一気にギラつくところ、めっちゃ好きです🤭 百合菜ちゃんが平然と解説してるのにお姉ちゃんが困ってるのが可愛い…。後編、誰が隣ゲットするのか気になります!