「私が其方へ降れば、例の彼を含めた、仲間全員を見逃すと云っていましたよね。なら、今すぐそうしてください。私は如何なっても構いませんから」
仲間を、この事務所を守れるなら、自分の身なんて如何でもいい。だって、此処だけが。
「·····わかった。取り敢えず本部に来い」
マフィアの本部。果してどんな所なのだろう。
「わかりました。·····はあ」
「おい、何か云ったか?」
「いいえ」
そりゃ、溜め息も出る。関わるのを避けてきたと云うのに、真坂こんな形でマフィアに捕まってしまうなんて。最悪としか云い様のない日だ。
これから私、如何なるんだろう?
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!