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ニレイ「お、お役に立ててるならう、嬉しいです…」
ずっとボウフウリンに憧れてたからそう言われると嬉しいな…
俺が嬉しそうにしてると桜さんが強い力で腕を掴む。
ニレイ「さ、桜さん?」
サクラ「ちょっとこい」
ウメミヤ「いやー、若いっていいよなー!」
ヒイラギ「そんな歳変わんねぇだろ…」
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ニレイ「ちょ、ちょっと桜さん!聞いてますか?今は見回り中なんですよ!いきなり抜けたら梅宮さんたち困りますよ?」
サクラ「さっきから嬉しそうだな…アイツに褒められて」
ニレイ「へ?そりゃあ…梅宮さんに褒められたら誰だって嬉しいでしょ?」
俺が正論を言ってるはずなのに路地の壁に追い詰められる。
ニレイ「ひぇ……」
サクラ「お前さ…マジでわからねぇ?俺がなんでこんな怒ってるのか」
ニレイ「えぇ……あ、あれすか?桜さんも梅宮さんに褒められたかったとか?」
サクラ「ちげぇよ!別に褒められたいとかねぇし!」
顔が赤くなってる……
ニレイ「えっと…特訓のことまだ怒ってます?」
サクラ「それもちげぇよ!まぁ…それもそうなんだけど…もっと重要なことあんだろ!」
ニレイ「重要なこと?」
サクラ「俺もよくわかんねぇけど…なんかお前がアイツらと仲良くしてるとこう…胸の辺りがざわざわつーかもやもやすんだよ」
ニレイ「ストレスっすかね?」
俺は目をうるうるさせながら桜さんに同情する。
サクラ「それもちげぇんだけど」
ニレイ「じゃあ…一体なに……っ」
いきなり目の前に桜のさんの顔があって固まってしまう。
それと同時に柔らかいものが唇に押し当てられる。
え……えっ…!?
桜さん…今俺にキスしてる?
ニレイ「っ……さ、くら…さん」
サクラ「あっ…悪い……つい…なんか…したくなっちまって…なんつーか誰にも取られたくなくて…俺だけ見ててほしいって…思ったつーか」
ニレイ「それって…ヤキモチですか?」
サクラ「はぁ!?俺が……誰に!?」
ニレイ「だから梅宮さんに誉められてる俺をみて桜さんがヤキモチ焼いてるってことですよね?」
多分、お互いが初めての恋だからこれが本当にヤキモチかなんてわからない。
けれどこれに当てはまる感情の答えなんてヤキモチ以外見当たらない。
ニレイ「でも…俺は嬉しいですよ!ヤキモチ焼いてくれるってことは…俺のこと好きでいる証拠じゃないですか!やっぱり桜さんも男っすね!」
サクラ「う、うるせぇよ…そりゃ…一応俺は”彼氏”だからな…」
その時顔を赤くしてる桜さんはいつもと同じなのに何故かその顔をしてくれるのが嬉しかった。
次回へ続くーー