第１章シニタイチャン

2020年　東京のとある山奥

陸）ん…嗚呼…今日が来たのか…鬱だ。

俺は降伏してからは逃げるように山奥に来た。

“國”達は俺が死んだと思っているらしいw

俺も国だ。そう簡単に死なないさ。

陸）…弟達に会いたいな

俺は国。でも会いたいという感情ぐらいはある

なのに…

ポツダム宣言を受け入れ、サインしているとき…ふと、心の声が漏れてしまった

日帝）嗚呼、弟達に会いたいな…

米帝）それはみんな同じだろう…お前が殺してきた米軍にも家族がいたのに…ﾎﾞｿｯ

日帝（周りからすると自分だけ弱音を吐いているように見えるだろうな…）

日帝（俺が陸軍にいたときは一度も弱音など吐いていなかった）

あの鬼畜米帝は俺がいつも弱音を吐いている弱者だと認識しているようで…

陸）あいつは嫌いだ

日本視点

日本）……なんで急に山奥に…

アメリカ）まあまあ、たまにはいいじゃん？

日本）私がよくないんですよ…今40連勤終わった2日だけの休日なんですって…

ドイツ）俺も…

イタリー）二人とも大変そうなんね！

フランス）そういえば…旧国達がいないわね

アメリカ）あいつらは…だるいだの、山は嫌いだ！だの、酒屋行ってくる☆だので…

イギリス）成る程。

日本）あれ？あそこに家見えません？

ドイツ）おい日本、それは幻覚だ。目を覚ませって…あるわ

アメリカ）ほんとだ！見に行こうぜ！

日帝視点

見に行こうぜ！

陸）！あの声は…忌まわしき鬼畜米帝の声！

最悪だ…今日は鬱の日なのに…

陸）逃げるか

アメリカ視点

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

アメリカ）ん？誰かあの家から出てったぞ?

日本）あの顔の模様…父上?!

アメリカ）まじか！追いかけるぞ！

アメリカを除く全員）オッケー！

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾂ

日帝視点

最悪だ！見つかった！

どうする？！

………自殺だ！

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ここは川だよ

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

陸）ダイブ！

ｺﾞﾝｯ！

おっと？岩に頭をぶつけてしまったようだな。

早く死ねそうだ。