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猫アレルギー
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コメント
1件
うわ、立花さんついにチーム入っちゃったんだね!でも黒木さんの「嫌なら断っていいよ」って優しい声にグッときた…そこから「ちょっとだけ面白そう」って心が動くの、めっちゃわかるよ。最後の黒木さんの笑顔で「断らなくてよかった」って思うところ、こっちまで温かい気持ちになった🥀 彼らの関係性がこれからどう変わっていくのか気になる〜!
「おーい!黒木――――ー!!立花――――ー!!事件だぞー――――!!!」
「いやだからさっきからそうですけど……。」
思わずそうツッコむと、黒木さんがふきだした。
「ふはっ」
「え」
「立花さん、結構面白いね。」
「そんなことないです。」
なんか恥ずかしい。
「やっぱ入ってほしいな。」
ええ。
なんでよう。
「観察力あるし。」
ないと思う。
「考えてみて。」
「……はい。」
その時。
ガラッと音がして、扉が開いた。
「やっぱりここか!!」
「何してんの?」
「問い詰めてんでしょ。」
「なんで?」
「猫、うるさい。若武も、うるさい。」
ああ、静かだったのにぃ。
途端にうるさくなった。
しかも狭い資料室に美形が密集してる。
圧がすごい。
「諸君!!」
若武さんがビシッと私を指さした。
「この立花彩、探偵チーム加入候補とする!!」
「ええっ!」
「反対なら挙手を。」
美門さんが棚にもたれながら言う。
「おもしろそうだし」
「僕もいいと思う」
小塚さんも言う。
「立花さん、意外と度胸あるし。」
えええ。
「ないと思います……。」
「黒木に、全国1位じゃないんだって言える時点である。」
上杉さんだった。
真顔。
褒めてるのか、何なのかわからない。
「……普通、もっと騒ぐ。」
七鬼さんがぼそっと言う。
紫の髪がゆれる。
「黒木見ると、みんなおかしくなる。」
「忍、それ失礼。」
「事実。」
黒木さんは慣れてるのか普通に流していた。
すごい。
「というわけで!!」
若武さんが私の前に立つ。
「立花彩よ!我が秀明探偵チームに――――。」
「名前ダサ。」
美門さんだった。
若武さんが肩を落とす。
「……まだ仮名。」
ふふっ。ちょっと傷ついてる。
「とにかく!!」
復活、早っ!
「黒木カンニング疑惑事件!ともに真実を暴こうではないか!!」
「いやでも……」
私は戸惑う。
だって相手は三ツ谷の超有名人たちだ。
KZのスター。
住む世界が違う。
なのに。
「立花さん。」
黒木さんが言った。
「嫌なら断っていいよ。」
優しい声だった。
無理に引っ張らない、そんな声。
でも。
「……。」
私は少しだけ考える。
正直、怖い。
絶対面倒なことになる。
でも。
ちょっとだけ。
本当にちょっとだけ。
面白そうって思ってしまった。
「……少しだけなら。」
一瞬空気が止まった。
え、みんな嫌だった?
辞退したほうがいいのかなあ。
シクシクシク。
でも、次の瞬間。
「よしッ!!」
若武さんが叫んだ。
「新たなるメンバーの誕生だ――――!!!」
ああ、邪魔じゃなかったみたい。
よかった。
うるさいけど。
「若武うるさい」
ほんとにね。
「先生またくるよ?」
小塚さんが慌てる。
その横で。
黒木さんが少し笑った。
その笑顔を見た瞬間。
なんでかわかんないけど。
あ、断らなくてよかったって。
そう思ったんだ。