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良かった〜 これで目立たない!
教師「えー,新入生代表アスモデウス君…」
アスモデウス…って色欲の…
教師「に,代わりまして特待生入間君,アイさん
登壇してください」
えっなんで!?
おじいちゃんの方を見るとカメラを回していてグッとしていた
は,初孫の嬉しさでテンションが可笑しくなってるとしてもこれはあんまりだ!
教師「入間くん!アイさん!
壇上へ!」
入間&アイ「『うっはい!』」
俺達は壇上へ上がる
「本物だ」
「ひょろいな」
「美人だ」
「美しい」
「強いの??」
「さぁ?」
「強いのか?」
「理事長の孫だぞ
強いに決まってんだろ
見ろ,この観衆を前にして微動だにしないぜ」
なんも考えてないに決まってるでしょ!
それにしても,とアタシはチラリとアスモデウス君を見る
とても悔しそうな顔をした
其れを見た俺は居た堪れなくなってマイクの前に立つ
『新入生代表挨拶を任されました!
佐伯アイと申します!
まずは入学出来た事を嬉しく思います
そして…あの,アスモデウス君』
アズ「!」
『誠に申し訳ありません
祖父の身勝手な欲望のせいで新入生代表挨拶を無理矢理変えられて…お怒りだと思います
この場を借りて祖父に代わり,謝罪させて頂きます
本当に,すいませんでした』
僕はアスモデウス君に対して深く頭を下げた
そして頭を上げて教師の方を見る
『そして教師の皆様
祖父の無茶により,進行プログラムをめちゃくちゃにしてしまって, 本当にすいませんでした』
また俺は頭を深く下げる
『アタシからは以上です
新入生代表挨拶というより謝罪となってしまい,暗くなってしまって,えっとすみません
僕は此の学園で学び,そして…
上へ上り詰めてやろうと思っております!』
頑張って考えながら言えば,皆歓喜の声を上げた
怒られると思ったがそうでもなかった…
次は入間の番だけど大丈夫かな…
入間「!(ポスターの裏に
これを読めばいいのかな…
全然意味わかんないけど…これが悪魔流なのかな…
ええいっとにかく読んじゃえ!)
あべるはぅけ」
入間が何か云うと何故かしんとなった
なに?なんでこんな静かになってるの?
入間「たるとぅだり
いうさべべ」
全員が唾を飲んだ
入間「(…?あれ?)
りすとぅる
あぶるぜ」
何でこんなにピリピリしているの?
何故空気がこんなにも変わるの?
入間「すとぅまぬ
あべるげ
うる
まほらば
つれざざ」
入間が全て読み終わった
するとワッ!となる
入間「!?なっえっ…
何…?」
なんでこんな大歓声…!?
教師「ちょっと君!!
だめじゃないか「禁忌呪文」なんて唱えたら!」
入間「禁…?え?」
『ちょっと待って!なにそれ!』
禁忌呪文?!聞くからにヤバそうなんだけど!!
教師「禁忌呪文は噛んだり読み間違えただけで四肢が爆散するんだぞ!!
常識だろ!!」
良かった入間が成功して!!!!!!
入間「そっそんなっ
危険なものとは」
教師「本当に危険でクレイジーで
最ッ高に楽しかったよ!!」
えぇ!?悪魔ってこういうもんなの!?