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〘確信〙
“福徳視点”
後藤とは高校からの付き合いで
親友以上の仲やった
…けど、何やろうな
何なんやろう。この感情は
―ある日の夕方―
俺は散歩がてら公園に出掛けよった
どうも落ち着かんから。
「もう分からへん…」
俺は髪を掻きむしる
最近、後藤とおったら変な気持ちになる
気付いたら俺はスマホを手に取り、
後藤に連絡していた。
«今から家行ってええ?»
送信
«ええで―»
返信が来た瞬間
俺は走った。
―後藤宅―
「ハァ、ハァ、」
俺は息切れしながら、ドアをノックした
すると足音が聞こえ、ドアが開く
「お、来たか」
「… お前走って来たんか?」
俺の様子を見てそう言う
「まぁ運動がてらな」
「ほ~…取り敢えず入りや」
部屋に入り、ソファに腰をかける
「ほんで、どうしたん」
俺の隣に座り、問いかけてくる
…確かにそうやん
俺は何しに来たんやろ
「あ~…」
あかんあかん
はよ答えろ
「そうやな…」
「…」
沈黙が流れる
「…せや!腹減ってるやろ?」
「え?」
後藤がそう言う
「言いたい事あるんなら、後でええから。」
「俺飯作るから、待っとけ」
「…あ、おう 」
…気遣うてくれたんやろな
なっさけない
恥ず…
俺は反省しながら後藤を待った
「出来たで―! 」
後藤が料理を運んでくる
「あ、チャーハンやん」
「そうやで。お前好きやろ?」
…そんなん覚えてんねや
「いただきます」
料理を口に運ぶ
…うま
うわ、何か、泣いてまいそう
何でや
「っ……う」
俺は涙を流した
「え?え、なん、どうしたん?不味かったか?」
慌てて俺の側に寄ってくる
「ちゃう…くっそ美味いわ…」
あ~
阿呆やな。
今更気づいてしもうた
―俺後藤が好きなんやな。
「あ、え美味いん?」
拍子抜けした声で言う
「なんかあったんか…?」
「…」
「…美味すぎて感動してもうた」
「っえ」
「こんな美味いチャーハン食った事ないわ」
「ほんまかそれ…」
後藤は呆れたような安心した用な顔で見てくる
…今はこれでええねん
こういう事にしとかな。
〘確信〙
コメント
4件

やっぱり主さんの書き方好きです!
急展開にならず、徐々に…って感じなのが主様の作品の好きなところです🥲今日も楽しく読ませていただきました、いつもありがとうございます🤦🏻♀️💗