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美鳳ひまりちゃんについてですね!!!
激重仕様になってます!
いつも家にはひとりきりだった。父は仕事か風俗通い。母も仕事か不倫。2人揃っていれば喧嘩。でも今の生活が心地いいから離婚しない。とっとと別れてしまえばいいと、心の底から呪っていた。
でも私もひとりが好きだったから、深くは突っ込まなかったし、話さなかった。
父は夜にだけ自分の相手をしてくれた。
『ひまり、美味いか?』
『うん!パパはお料理が上手なんだね!』
『ははっ、良かったよ 』
父は稼いだ金をほとんど風俗嬢に貢いでいたから、家庭にお金はほとんど残されていなかった。もでそのくせ母の不倫は怒るから、二人揃うと怒号がなってうるさかった。
母は昼だけ相手をしていた。
『ひまちゃん、ひまちゃんはお母さんの味方もだんね?どこに行っても、ひまちゃんだけは味 方だよね?』
『大丈夫、ママ。ひまりはママの味方だから』
母は女ではなく、親を選んでも、やっぱり女から離れられなかったんだと思う。だから不倫もしたし、それを正当化するために私を欲した。そんなだから、お父さんに怒られるんだよ。。
朝は、私が私の相手をした。
母も父も家事をしない人だったから、私が家事をした。でも、家事はそこそこ好きだった。
特に好きだったのが掃除。体を動かして、汚れていたところが私の、私のおかげで綺麗になっていく。それがたまらなく好きだった。
そんな生活が何年も続いて、私は高校生になった。バイトをやって、父や母が浪費していくお金をできるだけ補うようにしていた。勉強だってバイトで遅れないように、必死で勉強した。エナジードリンクを何本も飲んで、不眠不休の体を作って。家庭と職場を回していた。家事も、バイトも、勉強も。全部全部頑張った。
「……でもさ、なんで?」
なんで両親は変わってくれないの?私、必死で努力してるんだよ?私に応えてよ。私が頑張った、その対価を支払ってよ。なんで、なんで、なんで。なんで逃げるの。
その日は帰ったら皿が飛んできた。
どうやら父と母が喧嘩していたらしい。2人とも所々流血していて、床が汚れていた。また掃除しなきゃいけないな。
そういえば母の部屋から異臭がする。どうせ浮気相手でも連れ込んだんだろう。その片付けもしないとな。
「ーーーーーー!!!」
「ーーー!?ーーーーーー!!!」
唾も、涙も、全部汚い。掃除しなきゃ。
「ひまりッ!!!行くぞ!!!」
父に手を引かれた。母の血がべっとり付いていた。掃除しなきゃな。
「ひまり!?ひまりはママの味方でしょッ!?!?ママの方に来なさい!! 」
母にも手を引かれた。父の血がべっとり付いている。掃除。掃除。
「ひまり!行くぞ!!!」
「ひまりッッ!!戻ってぇ!!!」
こんな人たち
掃除、しなきゃ。
気づいたら私は身綺麗なまま、黒いパーカーを着ていた。家も、血は綺麗になくなってて、母の部屋からする異臭も無くなっていた。いつもの家。なのに。
そこにある両親の死体だけが非日常だった。
高校も、バイトも、そのままサボった。もうあれ以降行ったことは無い。エナジードリンクは続けた。疲れを取る方法をそれしか知らなかったから。でも、ずっと1人だったからかな。ずっと誰かと一緒にいて欲しかったんだと思う。
そこで目を付けたのが桃喜様だった。多分、私は誰でも好きだった。絢さんと早く仲を深めてれば多分絢さんが好きだった。こんなことにして、申し訳ないと思ってる。
でも、もう変えられない。引き返せない。
「ごめんなさい。桃喜様」
今日も私は、彼の仕事の跡を消す。
うーん支離滅裂かもー!!!ごめーん!!!
コメント
1件
おっほ( ^o^) 重々だぁ( ◜▿◝ )ええっすなぁええっすなぁ()